ハロウィンの一文小説

昨日のハロウィンで、渋谷はえらい人出だったようでございます。

この調子で毎年盛り上がり続ければ、十年後のハロウィンには日本の人口の半分が仮装して渋谷に集まるのではないかと危惧しております……

 

最近、400字だか300字だか、そんな小説が流行り出しているようです。

星新一先生のショートショートよりはるかに短い小説ですが、先日購入いたしました、『とっておき名短篇』(北村薫さんと宮部みゆきさん編 ちくま文庫)には、飯田茂美さんの『一文物語集』の仲から、100を越える作品が掲載されていました。

25字を切る短い作品もあって、とても面白うございました。

こうした発想から、50枚とか100枚とか、さらに長編の小説も生み出せるのではないかと思います。

 

そこで、アタクシもちょいと一文物語をこしらえてみました。

 

〈ハロウィンで仮装した女性をクリスマスイブに誘ったらバレンタインデーにチョコレートをプレゼントしてくれたので6月に結婚しました、てな都合のいい話が小説になるわけない。〉

 

これを例によって例の友人に披露いたしましたところ、

「キミが創る、下手な三題噺とおんなじやなぁ……」