アンソロジー読書

最近、独自のアンソロジー読書を始めました。

 

以前、買ったまま放置していた浅田次郎先生の『月下の恋人』(光文社文庫)、北村薫る先生、宮部みゆき先生編『とっておき名短篇』(筑摩書房)、『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』(河出書房新社)と岡本綺堂先生の『怪獣』(中公文庫)、四つの短編集を、一つ読み終えては別の短編を読むという形で、楽しんでいます。

 

元々、長編よりは短篇が好きで、昨今流行りの連作ももう一つ好きになれず、犯人探しというストーリーにも飽きておりまして、衝動買いした『とっておき名短篇』を手にしたタイミングで『月下の恋人』を発見し、さらに衝動買いしてしまった『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』と『怪獣』と4冊、順番に読んでまいりますと、未読のまま放置してしまう本も出てしまいかと考えまして、複数の短編集の梯読みみたいに読むという仕儀とあいなりました。

 

『とっておき名短篇』と『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』自体が、アンソロジーですから、アンソロジーのアンソロジーという、無意味な読書とも言えなくもありませんが、そう言うてしまうと、アタクシがだらしないだけの人間に見えて……

 

ボカ! ドス! ゴン!