遅まきながら、杉浦日向子先生の『百物語』(新潮文庫)を手にいたしました。
アタクシも存じおりの古典に記されております文章も見事に絵にされ、また、これは創作であろうな、思われる作品もありまして、ゆるりゆるりと拝読しております。
その杉浦日向子先生は、惜しまれながら46歳でお亡くなりになりました。
近頃、注目されておりますのが、手塚治虫先生の『どろろ』で、こちらはアニメ映画になるところから、その他の怪奇談も含めて書籍も見かけます。
手塚治虫先生は、61歳でお亡くなりになりました。
怪談と言えば、小泉八雲先生ですが、54歳でお亡くなりになっています。
『夜叉ケ池』を代表作とする泉鏡花先生は、66歳でお亡くなりになっております。
同じく怪談を執筆された岡本綺堂先生は、66歳でお亡くなりになっています。
アタクシ、昨年の『悪魔に魂を売った男 ロバート・ジョンソン』をきっかけに、怪談を好んで書くようになりまして、老い先短いように覚悟はいたしておりますが、例の友人によりますと、
「キミの場合、まだ小説家にもなっていないよね」