『サムライ噺の会』レポート〜庶民にとって武士とは何ぞや?〜

今日は伝楽亭で『サムライ噺の会』がありました。

 

武士が登場する噺ばかり、落語三席、講談二席という面白い会でした。

 

小なん師の江戸落語『巌流島』は初めて拝見いたしましたが、剣豪塚原卜伝のエピソードとして伝えられている話が織り込まれていて、うまく作られた噺だと思いました。

 

青凌師の講談『先加減』も初めて拝見いたしました。

講談ではお馴染みの大岡裁きで、この元ネタもどこかにありそうだと思いながら、逆に、よくできた噺というのは、あちこちで使われるものだと改めて感じました。

 

侍と言えば、時代劇や時代小説などでは剣劇がつきもので、講談ではそんな場面を派手に見せてくれますが、落語で互いの剣を交わすシーンを見かけることはありません。

 

これは、落語が庶民の娯楽であったことの表れではないかと思います。

さらに大きく分けると、支配者階級である武士を笑い飛ばそうと意図した面と、一方でその権威者の正当であるべき姿を庶民が望んでハッピーエンドとするストーリーになるという面があるかと思います。

 

そんなようなことを思いながら、今日も伝楽亭で楽しいひとときを過ごすことができました!