平成最後のほろ酔い寄席レポート

本日の、平成最後のほろ酔い寄席にまいりました。

桂小留(ちろる)さん、笑福亭縁さん、桂笑金さん、いずれも平成生まれの若手三人による落語会でした。

 

無名の若手三人ということで、たいしたことはないのではないかと思っておりましたが、なかなかどうして三人ともそれなりの技量を見せてくれて、上方落語の未来は安泰だと感じました。

 

通例の終演後の宴席では、トリを務めた小留さんが、本夕の落語『はてなの茶碗』について、桂しめ太さんからこ〜んなことを教わりました、てな話を聞いてなるほどと納得し、縁さんのリアリティあふれる自作落語の着眼の素晴らしさを語り、実に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

話をしていて、本人の落語に対する熱意と師匠の指導がよりよい弟子を育てる、ということも、改めて感じました。

 

南左衛門さんがトリの会ほどのお客さんは入ってはいませんでしたが、それだけに来て得したように感じました。

 

主催の野田さんは、またこの三人をほろ酔い寄席にお呼びになるだろうと思います。

 

来月は、琵琶法師の平家物語も聞けるそうで、いつもより早く予約が入っているそうです。

 

令和のほろ酔い寄席は、一艘見逃せなくなりそうです。