『気の合わない家族はあきらめていい』
です。
なんとスバラシイ特集ではありませんか!
世の中の悩みは、職場の人間関係や先輩後輩友人関係、御近所付き合いなど、他者との関係性よりも、家族親族との関係が難しいように思います。
それは、伝統的に切るに切れない遺伝子が日本人の身体に染み付いているからではないかと推察しておりますが、なればこそ、このタイトルは魅力的です。
何を隠そう、アタクシも、親父を捨てておりまして、愚兄のアタクシに代わりまして、賢弟が父親を引き受けてくれています。
〈子供は三歳までに親孝行をすませている〉
てな言葉を楯に、親を捨てる者は、自が子に見捨てられて孤独死しようとも、憾まぬ覚悟を持つべし……
てなことを、例によって例の友人に語りましたら、
「婦人公論のタイトルは『気の合わない家族はあきらめていい』で、決して『捨てていい』ではない!」
と一喝されてしいまいましたぁ……