「車いすの男性に殴られた」
と美術館の人に伝えると、
「常連のお客様で頻繁にトラブルを起こす方なんですけど、こちらでできることは口頭注意ぐらいです」
と言われたことを自身のツイッターに記したところ、騒ぎになって美術館がコメントを出したてな記事が載っていました。
「お客様にご不快な思いをさせてしまいました。多くの方からお問い合わせをいただくなど御心配をおかけしており、お客様にお詫びするなど誠実に対応させていただいております」
途中省略しましたが、たぶん、東京美術館では誰かが殴られる被害はなくならないように思います。
相手が車いすに乗っていようが乗ってなかろうが、関係ないということを、最初に断わっておきます。
最近では、いくら常連でも頻繁にトラブルを起こす客を出入り禁止にしているところは少なくありません。
たとえ公的施設であっても、他の鑑賞客に迷惑を及ぼしているなら、出入り禁止にすべきではないかと思います。
「税金、払うてんねんぞ!」
なんてことは、警察官に捕まって、
「誰が給料払うてると思うてんねや!」
と大同小異かと思います。
ましてや、殴られたのがほんとうなら、暴行の容疑ですぐに警察に通報すべきでしょう。
また、頻繁にトラブルを起こす常連なら、これまでもこうした事案が発生していたのではないかと思います。
もし、著名人が被害にあっていなければ、騒ぎになることなく、美術館はこれまで通り、事なかれ主義を貫いていたのではないかと思います。
でなければ、
「お客様に〝ご不快な思い〟をさせてしまいました。多くの方からお問い合わせをいただくなど〝御心配をおかけして〟おり、お客様に〝お詫びするなど〟〝誠実に対応さ〟せていただいております」
てな当たり障りのない不誠実な文言で沈静化を図ろうなんて考えないのではないかと思います。
アタクシもちょいちょい美術館に足を運ぶ人間でございます。
書いているうちに、ほんまに腹が立ってきまました!