作詞家・千家和也先生の御冥福をお祈りします。

数多のヒット曲を生み出し、1970年代の歌謡界をリードした、作詞家の千家和也先生がお亡くなりになりました。

 

別れた女性を男はいつまでも思い、女性は忘れる、なんてことが言われておりますが、

たとえば、千家和也先生が作詞されて三善英史さんが歌ってヒットした『雨(作曲・浜圭介さん)』の、

「約束した時間だけが躯をすりぬける」

とか、同じく平浩二さんが歌った『バス・ストップ(作曲・葵まさひこさん)』の、

「ひとりであける部屋の鍵は重たい」

とか、内山田洋とクールファイブの皆さんの『そして、神戸(作曲・浜圭介さん)』の、

「目についた名もない草を踏みにじる」

なんて歌詞は、別れて忘れるための過程を描写しているところから考えますと、女性はそれなりに忘れる儀式を行って気持ちを切り替えていることが読み取れます。

 

男にも、別れを忘れる儀式が必要かと思いますが、未練があるから男なのかもしれません。

 

そんなことがこの年になってようやくわかったからと言って、どうなるものでもありませんが、明日、先生を偲んでカラオケで歌いたいと……

 

え?

(先生を口実にするな!)

失礼しました。

 

千家和也先生の御冥福をお祈りします。