大手スポーツ用品メーカーアシックスの男性社員が、育児休業を取得して復職した際に、一度めは子会社への出向を命じられ、二度目は能力や経験がまったく通用しない翻訳業務を命じられ、会社から〈マタニティハラスメント〉〈パワーハラスメント〉を受けたとして、会社に慰謝料等を求めたという報道がありました。
男性は、
「自分が声を上げることで(会社の)環境を変えていきたい」
とも述べられているそうです。
残念ながら、企業体質は変わらないと思います。
具体的に誰が命じたのか、誰の意図なのか、それがわからない限り、あるいは、その人物を排除しない限り、結局形だけの改革を世間に見せて幕引きを図るのが、組織だと思います。
組織の体質は、トップに立つ者から変えていこうとしなければ、変わりません。
おえ、トップに立ったとしても、組織内で何らかの利権を得ている実力者がそれを阻止しようとするのは、ドラマだけの話ではないように思います。
行き時休業を取得して、子供と触れ合う喜びを、むしろ世間に知らせるほうが、案外社会のそうした意識を変えていけるのではないかと思いますが、どないなもんでっしゃろ……