社会を変える可能性をいちばん秘めた二人

参議院議員選挙の結果が報じられています。

 

改憲に必要な三分の二以上の議席を与党と改憲に賛成する勢力が取るか否かに焦点が集まり、女性の進出も注目されている選挙のようですが、れいわ新撰組から、ALS患者の舩後靖彦氏と脳性麻痺の木村英子氏が当選したことが、今後の日本の福祉の方向性を大きく変えるようになるかと思います。

 

昔、車いす八代英太さんが議員をされて、それなりにバリアフリー化されたことと思いますが、重度心身障害のお二人が国会にお出になるということは、まず国会議事堂のバリアフリーが見直されることになるかと思います。

 

当事者でない議員がいくらバリアフリーを唱えても、重度の障害を負って生活する人の不便を汲み取ることは不可能かと思います。

 

今でこそ電鉄会社はバリアフリー化を進めていますが、かつてそんな意識のなかった時代には、障害を持った方が遠慮することなく駅員に車いすごと運んでもらって階段を上り下りしたそうです。

それによって、駅員の負担が駅の改修が進めたというエピソードは、社会が変わる要因の一つを示唆しているように思います。

 

お二人のご活躍を見守ってまいりたいと思います。