すずり発見!

弥生時代古墳時代の遺跡から発掘された石が、調査の結果、『すずり』と判断される事例が、九州北部を中心に相次ぎ、紀元前100年ごろから文字が使われていた可能性があったと専門家が指摘した、とNHKNEWSWEBが報じています。

また、文字は、外交、交易、行政などで使われていたと考えられているそうで、弥生時代は高度な文化を有した時代ではないかという推測もされているようです。

 

日本の文学史では、文字を用いた作品として、奈良時代に日本最古の歌集『万葉集』があり、平安時代に最古の物語『竹取物語』が成立したと説明されていますが、もし、弥生時代から文字が使われていたとしたら、自分の心情を表現する文章、あるいは文、フィクションもあっていいような気もします。

 

万葉集』にしろ『竹取物語』にしろ、一応、〝現存する〟という但し書きがついていますから、弥生時代にそうした作品もあったかもしれません。

もしかしたら、漢字ではない、独自の文字によってそれらは書かれていたのかもしれません。

 

なんてことを空想してしまいました……