兵庫県宝塚市が、三十代半ばから四十代半ばの、いわゆる就職氷河期の世代を対象に、正規職員の募集をしたところ、三人程度の募集定員に対して1816人、応募倍率が600倍以上になったという報道がありました。
これに、募集した宝塚市の中川市長は、
「この世代の支援の必要性を改めて強く感じています。同様の取り組みが他の自治体や企業に広がることを願っています」
とコメントされたそうです……
このコメントから、
「やっぱりお役所は市民をなめてけつかんのか!」
と、アタクシ、はしたなくも思ってしまいました……
〝支援〟のために採用されたら、お情けで就職させてやったんだ、てなひねくれた解釈もできてしまうように思います。
採用される方も肩身が狭いかもしれません。
〝支援〟するではなく、〝活用〟するという発想を持ってもらってこそ、就職氷河期で苦労した人材の経験を行政に役立てることができるのではないかと思います。
もし、新しい発想が欲しいとか現状を打破したいとか、本気で考えているなら、通常の枠からはじかれていた就職氷河期を経験した人材こそが、それに応えてくれるのではないかと思います。
アタクシ、就職氷河期を経験してはおりませんが、是非、〝活用〟して……
なんてことを例によって例の友人に話しておりましたら、
「キミの場合、〝活用〟ではなく、やっぱり〝支援〟が必要なんじゃないかなぁ……」
「それ、どういうことやねん!」