初春俳句

明けましておめでとうございます。

令和最初の年明けは、穏やかだったようす。

 

人生五度目となる年男には、年末にも新年にもそれほどの感慨もなく、かろうじて得られた春からの仕事の準備をしながら、片手間にしたためた年始状は、元日に書いてこその年始状なり、とうそぶいております。

 

書店に立ち寄りますと、あちこちで本が呼びかけてまいりまして、まだ読みかけの本が頭の中でアタクシの袖を引っ張りましたから、なんとか誘惑を断ち切ることはできましたが、読みかけの本を手に取ることをせぬまま、時代劇を見てしまっている正月でございます……

 

新年八日には、伝楽亭俳句会がありますから、新年を季語とする俳句をいくつか作ってみました。

 

福笑い、羽根つき凧あげ、七福神……

凧あげて 小遣いあげてと 子の母に言う

 

御来光、門松七草、初詣……

初詣 おみくじ何度も 引き直す

 

お年玉、一富士二鷹、三茄子……

初夢や 腹破れても 茄子を喰う

 

今年もよい一年になりますように!