小泉環境大臣は、第一子の誕生後、三ヶ月の間に合計二週間分の育児時間を確保するそうです。
〈男性の育児休暇の取得を進めるためには、制度だけではなく、空気を変える必要がある〉
という考えがあるそうです。
制度は変わってもなかなか実践されていない事例は、男性の育児にかぎりません。
働き方改革のために、組織のトップが範を示すケースが、ときおり報じられます。
報じられているうちは、まだまだ世の中の空気が変わっていないということかとおもいますが、報じられない制度もあって、そちらの報道も必要かと思います。
でも、
〈男性の育児休暇の取得を進めるためには、制度だけではなく、空気を変える必要がある〉
という趣旨を明らかにするのは、
「もし制度が定着していたら、そんなことはしなかったぞ」
ということになりはしないかと思いますが、そう考えると、妻の滝川さんは元より、全国の、子供を育てるお母さんやお父さんに失礼ではないかと……
ところで、小泉環境大臣の育児時間の確保に関して、
〈空気を変えるため〉
と見出しにありましたので、てっきり、環境大臣としての評判がよくないから、ここは育児時間の確保でイメージアップを図ろうとしているのではないか、あるいは環境省内の職場の雰囲気がよくないので、自分が不在の間に空気がよくなるのではないかと考えてのことかと思ってしまいましたのは、アタクシが歪んでいるからで、空気を変える必要があるのは、アタクシかも、なんてことを例によって例の友人に話しましたら、
「キミの場合、変えるのは空気だけじゃないよね」