立憲民主党の蓮舫議員らが中心となって、現役の中高生に大学入試のあり方を提案してもらうイベントを実施したそうです。
提案には、小学校からの社会経験を評価項目にすることや、書類や面接によるAO入試の拡大、実用的な英語の評価方式の採用などがあり、実際の政策立案に生かされる可能性があるということが報じられています。
このイベントを実施した立憲民主党が、提案を政策立案に生かすということになるかと思いますが、それはまさに、立憲民主党に政策立案能力が欠けているということを示唆しているように思います。
でなければ、選挙を念頭に置いた人気取り、かもしれません。
現在でもそうですが、評価項目に入っているから、ボランティア活動をしている、なんて輩がおりますから、そういうことに小学生から励む、てなことはいかがなものかと思います。
本来、入試というのは、それまでに学んできた学力が身に付いているのか、大学の勉強についてこられるのか、といった点を測ることを目的としています。
その目的を忘れた政策立案なんて、水っぽい安酒を買わされるのではなく、酒っぽい水を飲まされるようなものかと思います……
(たとえになってへんぞ!)
第一、試験を受ける立場にある者の意見ばかり尊重していたら、学生の学力はさらに低下し、日本の入試システムは、世界中でもっとも恥ずかしいものになってしまいかねません。
グローバル社会で生き抜く人材の育成どころか、井の中の蛙を甘やかせるだけではないかと思います。
ついでに申し上げると、コロナウイルスで各種イベントが中止になり小中高等学校が休校になる中、そんなことで現役の中高生を集めるイベントを開催した立憲民主党の皆さんの神経はどうなっているのでしょうか?
ぼか! どす! ごん!