志村けんさんがお亡くなりになって、世の中の新型コロナウイルスに対する認識が高まったというお話は、昨日、拙ブログでもふれました。
小池知事が、
「悲しみとコロナウイルスの危険性について、しっかり皆さんにメッセージを届けてくださったという、その功績、最後の功績も、大変大きなものがあったと思っています」
「今、言葉は大切です。知事、あまりにもです。心がなさすぎます」
とコメントされました。
図らずも、志村さんがお亡くなりになって新型コロナウイルスの危険性を世の中に広く認識させることになりましたし、アタクシも、メッセージという言葉を使いました。
ただ、故人の功績、とまで述べるのはどうかとも思いながら、小池知事の他にも、同様に思われた方も少なくないのではないかと思います。
蓮舫さんがおっしゃるように、「言葉は大切です」。
どうして大切なのかというと、そのときのその人の感じ方や解釈を表しているからで、同時にその言葉は、蓮舫さんの受け取り方のように、他者にさまざまな感情を呼び起こすからです。
だから、言葉は大切で、特に知事のような立場にあるなら、なおさら言辞には気を使わなければなりません。
と言えますし、だから、他者の受け取り方を気にしてばかりはいられない、と言うこともできます。
長く人気を博した『8時だよ! 全員集合!』も、当初は、子供の教育上よろしくない、PTAから非難されていた番組でした。
でも、子供には面白くて仕方のない番組でしたし、アタクシも含めて、そのころ、教育上よろしくない『8時だよ! 全員集合!』を視聴していた子供がみんないけない大人になっているわけではありません。
ごめんなさい。
アタクシはいけない大人になってしまってしまいました……
笑いの世界で生きてきた志村さんは、どれほど言葉が大切かと言うことも、またそれをどんな人がどう受け止めるかも、よくわかっていらっしゃったように思います。
勝手な解釈をするなら、死してなお、小池知事にそんな発言をさせて、蓮舫さんにこんなコメントをさせたということが、志村さんの功績かと思います。