昨年、現役を引退したイチローさんの、トヨタの新入社員に向けたメッセージが、昨日、配信されました。
今年1月にトヨタが発表した新しい街の構想に、
「社長がトヨタのバッティングフォームを変えようとしている」
と述べて、イチローさん自身が、毎年バッティングフォームを変えて、成績が下がっても貫いたことと重ねて、
「全身と後退を繰返して少しだけ前に進む。つまり後退も前進に向けた大切なステップ」
と述べられたそうです。
引退後に、指導者として必要な研修を受けた経験から、教える側より教わる側の力が強くなったことに触れ、
「上司や先輩から教わることには大切なことがたくさんあります。それを謙虚な気持ちで受け止めてほしい」
「厳しく指導することが難しい時代に誰が教育するのか? それは、自分自身です」
と述べたおっしゃったそうです。
大変素晴らしいメッセージだと思いました。
でも、
「謙虚な気持ちを知っている人はどれほどいるのか?」
ふと、疑問に思いました
「謙虚な気持ちを知らない者が、自分自身を教育できるのか?」
とも思ってしまいました。
謙虚を知らない者に謙虚を示すなら、講談社の週刊少年マガジンに連載されている、森川ショージ先生の『はじめの一歩』を読ませるべきかと思います。
これを例によって例の友人に語りましたら、
「キミの場合、読んでいてもこうだもんね……」