仏壇屋のクリスマスツリー

コンビニエンスストアーの店頭で、サンタクロースの真っ赤な帽子をかぶった店員がクリスマスケーキを売る光景は、日本の冬の新しい風物詩と言ってもいいかと思います。

[六日の菖蒲、十日の菊]

とは、

[時機に遅れて役に立たないことのたとえ]

ですが、これに、

[二十五日のクリスマスケーキ]

も、新たにくわえられるのえはないかと思います。

 

もう一つ。

「近所の仏壇屋の店先に、クリスマスツリーが飾ってあった」

という友人の話から、

[仏壇屋のクリスマスツリー]

ということわざが、新しくできるのではないかと思います。

意味は、

「自分の立場も考えずに世間の風潮に乗る」

とか、

「節操なく金儲けに走る」

とか、どうでしょうか?

仏壇屋の、スキンヘッドの主人は、さすがにサンタクロースの真っ赤な帽子はかぶっていなかったそうですが……