2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
日本の絵画には『琳派』と呼ばれる人たちがいます。 特別な師弟関係によって継承されることなく、時代を超えて私淑した者に『琳派』という称号は与えられています。 かつて剣豪と称された人々は、さほど代わり映えのしない刀の振り方に、『北辰一刀流』や『…
自動音声で、 「ありがとうございました」 と言われて、つい、 「ほんまにありがたいと思うてんのか!」 と、その機械にツッコミを入れてしまうのは、アタクシだけでしょうか…… たとえば、苦情を受け付ける電話応対なんかも機械化が進んで自動音声になると、…
よい笑いは論理的です。 『笑点』の大喜利コーナーで、 「男は女性にもてなくなる(A)と素行が改まる(B)と申します。 最近、素行が改まっております(B)円楽(C)です」 と、先代の三遊亭円楽師がされた自己紹介は、聞いておられるお客様が、 「円楽…
昨日、伝楽亭にて『女性落語の交流会・なでしこ寄席』が開催されました。 アマチュアの女性落語家15名が高座に上がるという、実に華やかな落語会でした。 お馴染みの古典はもちろん、英語落語『皿屋敷』、『親子酒』の女性バージョン『母娘酒』に、紙切り…
カメラが意識される時代になったのかもしれません。 『カメラ目線』 という言葉の登場は、それだけカメラが普及した証拠でもあるかと思います。 『ブレる』 という言葉も、撮影時にカメラを持つ手が動いてしまったときによく使われていたように思います。 と…
『目線』という言葉が使われだしたのは、割と最近のことだと認識しています。 「子供の『目線』で見ると……」 「お客様の『目線』で見て……」 「上から『目線』で見られると……」 「シカ『目線』で書かれた本」 は、拙著の宣伝文句で恐縮ですが、個人的には、 …
井上陽水さんの名曲『傘がない』(作詞作曲・井上陽水さん)は、社会的な問題や国の問題を挙げながら、〝きみ〟に会いに行かなければならないのに雨が降っていて、にもかかわらず自分は傘を持っていない……と、個人的にはあまり関わりのない大きな問題から目…
[アンガーマネジメント]の方法として、『十秒数えること』と『怒りの内容を書き出す』ことが挙げられています。 十秒数えて少し間を置くことで怒りの爆発を押さえて気持ちを落ち着かせることができます。 次に〈書き出す〉ことで、感情を整理することがで…
今日、怒りを爆発させている方を見かけて、思い出したのが、怒りをコントロールする[アンガーマネジメント]に関する書籍が、以前、書店に並んでいたことでした。 それらの本を読んだことはありませんが、こう見えて怒りん坊だった……(いえ、今もかな……)ア…
先日、参議院選挙立候補予定者4人による討論会に行ってみました。 これまでそんなイベントを覗く機会がありませんでしたから、他の落語会の誘いを断って参加しましたが、面白かったのは、最後の[クロストーク]でした。 本来の[クロストーク]の意味、回…
先日、紫陽花に目を留めておりましたおり、女性の理科の先生とお話する機会がありました。 「植物だけではなく、光合成をする動物もいますよ」 「なるほど、人間も、朝、目覚めたら日光を浴びるのがいいと言われますよね」 「ですから、人間も光合成ができる…
『〈自省する〉ということは、棚に上げていた自分自身に気がつくことでもある』 ことだと思います。 事件の容疑者が逮捕されたときに、〈職業不詳〉とされる場合と、たとえば〈自称作家〉などとされる場合があります。 つまりはどちらも〈無職〉と言っていい…
「明日は母の日よ。わかっているわね」 と子供に催促する母親は、多分いないだろうと思いますが、 「明日は父の日だ。わかっているだろうな」 という父親は、いそうです。 少なくとも、『父の日』に何もなかったことを密かに怒り、あるいは哀しむ父親は存在…
よくよく考えてみると、イチロー選手の記録の価値は、〈非公式記録〉というところにあるのかもしれません。 確かに、〈公認記録〉だとか〈公式サイト〉だとか〈公式ガイドブック〉だとか、公式や公認といった言葉が冠せられると、それだけで世の中の信用を得…
イチロー選手の記録は、日米通算ですから、あくまでも参考記録であって、日米ともに正式記録とは認められないそうです。 公式には認められないとはいえ、その価値に変わりはありませんし、今後、日米通算であってもなくてもこの記録を塗り替える者は当分は現…
早朝、留五郎さんから昨夜のイチロー選手を祝福した拙文に対するメールをいただきました。 「例の友人に『幼い頃から笑われてきたキミにも希望がもてるよね』なんてオチでなくてよかった……」 確かに、オチをどうしようかと考えましたが、あえて率直な祝福と…
本日の一番の、いえ、今年一番のビッグなハッピーニュースは、やはりイチロー選手の日米通算4257安打達成でしょう。 記録の達成が嬉しいのではなく、チームメイトやお客さんが喜んでくれたことがうれしいと言うところもさることながら、 「僕は子供の頃…
先ほど、朝6時のNHKのニュースで、アメリカ大統領選挙候補者、トランプ氏とクリントン氏が相互に、 〈イ◯チキ〉 〈ペテ◯師〉 と中傷合戦をしている、と具体的な言葉を出しながら伏せ字を使い、アナウンサーも、そこだけ発音しない報道をしていました。 もし…
お亡くなりになった桂米朝師の十八番、『天狗裁き』をご存じの方は、少なくないかと思います。 面白い夢を見た男に、女房がそれを聞きたがり、隣家の友達が聞きたがり、大家が聞きたがり、奉行が聞きたがり、最後は天狗が聞きたがるという噺ですが、先日の『…
おかげさまで、〈大人のキットカット〉をいただいた女性から、ときどきチョコレートをいただきます。 もちろん、アタクシだけ特別ということはありません。 他のスタッフにも平等にくださいます。 先日、その中の若いスタッフの一人が、 「あ、これ、今、流…
『医者と乞食は三日やったらやめられない』 という言葉は、 「医者と乞食は続けていてよい思いをする仕事である」 ということかと思います。 『三日坊主』 という言葉の語源は、 「修行の厳しい僧は、生半可な気持ちではできない」 というところにあるそうで…
五七調を基本にした俳句に川柳、あるいは短歌の公募は数々あれど、なぜか都々逸が後れを取っているように感じているのは、アタクシだけでございましょうか…… 幕末、かの奇兵隊の高杉晋作さんが作ったとされる、 「三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい」 …
先日、大阪城天守閣館長、北川央様の講演を、NPO法人SKC企業振興連盟協議会の定例会で拝聴しました。 今年、大阪城と言えば真田幸村と相場は決まっておりますが、 『大坂の陣が真田幸村の事実上の初陣だった』 『真田幸村は7億円で豊臣方にスカウトされ…
公私混同疑惑を指摘された、某東京都知事が釈明会見などで使っている言葉を並べてみると、 「第三者委員会を設置して」 「精査して」 「法的に問題がない」 ということで、 「これから、粉骨砕身して政務に邁進する所存です」 てなことになるようですが、 「…
科学が進歩し、人工知能が進化すると、人間はコミュニケーション能力を必要としなくなるのではないかと思います。 すでにアンドロイドが従業員となっているホテルがありますから、やがていろんな仕事が人工知能やアンドロイドに取って代わられます。 そうな…
『たとえ知っていても、知らないフリをせよ』 とは、会話術の教えの一つです。 「〜知ってるか?」 と問われて 「え? それ、何ですか?」 と応じると、それについて相手は機嫌よく話し始めますから、会話は弾みます。 でも、自分の知識をひけらかしたい輩と…
藤乃家美里師のお気に入りは、ムーミンだそうです。 何となくほんわかした美里師の雰囲気の秘密は、ムーミンにあるのかもしれませんが、美里師に限らず、ムーミンのファンは日本全国にかなりいらっしゃるようです。 もちろん、主人公のムーミンだけが人気を…
1ヶ月前にもお知らせいたしました、 『落語DEユーモア・コミュニケーション セミナー』のチラシが出来上がりました。 2016年7月6日(水)午後7時開講(6時半開場)。 大阪産業創造館5階研修室D。 参加費3000円(小冊子付き)。 定員30名(受…
よくあるミステリードラマでは、 「そんな奴、落語にしか出てこないぞ」 という人物が登場して、ドラマの途中や事件が解決して最後にエンディングテーマが流れ始めるころにドタバタの笑いを提供してくれます。 「あれを見るたびに、こんなシーンは要らないだ…
御縁をいただきましたNPO法人SKC企業振興連盟協議会・船場経済倶楽部の方のお話によリますと、自社製品を展示できる異業種交流会に参加される方は少なくないそうですが、そのままリピーターになる方は多くないそうです。 出展しても売り上げが芳しくない…