2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

〈祝ゴルゴ50周年〉〜〝かっこいい〟を考える〜

今月24日に発売された『ビッグコミック』(小学館)12月10日号のサブタイトルは、〈祝ゴルゴ50周年〉です。 これだけ長く続いているのは、ゴルゴ13のかっこよさにあるのは当然ですが、そのゴルゴ13のかっこよさを追究していくと、〝かっこいい〟…

著作権が厳格に守られる社会にあって……

本日のYOMIURI ONLINEに、出版社の頸草書房が、二月に刊行した書籍に、重大な無断転載があったとして、同書の絶版とし回収すると発表したというニュースがありました。 その隣に、漫画家が起こした裁判で、無断投稿サイトの発信名開示を命じる仮処分が下され…

人生に極上の笑いを……

人を笑わせようという人には、三つのタイプがあります。 自虐的な笑いをウリにされる方と、他者を貶めて笑いをとる族です。 自虐的な笑いをウリにされる方は他者を貶めることはありませんし、他者を貶める族が、自虐的な笑いを提供することはありません。 こ…

今年は間に合わない流行語大賞ノミネート〈激励〉

大相撲横綱審議委員会が、26日の定例会で、今場所4連敗して休場した横綱稀勢の里に関に、〈激励〉を決議したと報じられています。 単純に考えれば、代表選手に、 「応援しているからがんばってくれ!」 てな感覚で使われる言葉かと認識しておりおりました…

ちりとてちんの会より社会人落語日本一決定戦・決勝大会への観覧を呼びかける!

台風で流れた、第10回社会人落語日本一決定戦・決勝大会が、12月3日(月)13:00より、アゼリアホール(池田市民文化会館)で開催されます。 平日開催となって、お客様も少ないだろうという予測のもと、伝楽亭では落語会が一つ終了すると、演者がこ…

『素人自作落語の会in伝楽亭2018』〈悪魔〉

昨日、『素人自作落語の会in伝楽亭2018』の高座に、拙作〈悪魔〉をかけました。 女にもてない男が、悪魔を呼び出すところからはじめて、 「あ、あんた、あくまはんか?」 「隣の嫁はん、呼ぶような言いかたはやめてくれるか」 「そら、おくまはんや」 ……

大阪万博! 東京五輪! 札幌冬季オリンピック!

2025年、大阪で万国博覧会が開催されることになりました。 1970年以来、55年ぶり、2回目の開催になります。 2020年に開催が決定している東京オリンピックは、56年ぶり、こちらも2回目です。 2030年に冬季オリンピックの招致を目指して…

『東西女流講談会』〜NIPPONIA HOTEL 奈良ならまち〜レポート 

昨日、奈良古々粋亭で開催いたしました『東西女流講談会』は、神田陽子先生、旭堂南華先生、お二人の講談はもちろん、11月22日、いい夫婦の日に、お二人、いい夫婦だったことまでネタにした楽しい対談もあって、すばらしい会でした。 神田陽子先生の御贔…

本日開催!『東西女流講談会』〜対談もありまっせ!〜

本日、午後2時より奈良、古々粋亭にて『東西女流講談会』を開催いたします(午後1時半会場)。 東京から、神田陽子先生、大阪からは旭堂南華先生においでいただき、開口一番をちりとてちんの会の五月家ちろり嬢が務めます。 皆様にたっぷりと語っていただ…

お化け屋敷怪談の復権を考える

日本の怪談は、因果応報、因縁怨念のオンパレードが中心になっているようです、なんてお話は、拙ブログにて以前にもしたかと思います。 ただ、日本の怪談の中でいうところの、〈お化け屋敷〉には、そんなどろどろとした怨念は渦巻いていません。 『稲生物怪…

どこまで通用するのか? カルロス・ゴーンの「必殺! コストカッター!」

経営危機に瀕していた日産自動車の経営を任されて、奇跡のV字回復を成し遂げたカルロス・ゴーン会長の呼称が、カルロス・ゴーン容疑者となりました。 本日の朝刊のトップは、いずれも『カルロス・ゴーン会長逮捕!』です。 当時のカルロス・ゴーン社長の異名…

『相撲噺の会 千林場所』レポート

昨日、伝楽亭にて、『相撲噺の会 千林場所』が催されました。 相撲の噺ばかり、五席、緑生師の〈相撲甚句〉から始まって、小なん師の江戸落語〈阿武松(おうのまつ)〉、青凌師の講談〈稲川出世〉、かかし師の上方落語〈幸助餅〉、久都師の浪曲〈谷風情相撲…

『新情報・7daysニュースキャスター』〜〈裏話〉の罪〜

TBSは、10日に『新情報・7daysニュースキャスター』で、歌手のポール・マッカートーさんの〈裏話〉として、出演者のビートたけしさんが紹介した内容について、視聴者から『誤解を招く』『説明不足』などの指摘があったために、ネット上の〝噂〟として紹介…

小池知事を傷つけた言葉

小池百合子東京都知事が、今月9日に行われた全国知事会議で、鳥取県の平井伸治知事の発言に傷ついたという報道がありました。 ハロウィーンの仮装で、小池知事が、松本零士先生の『銀河鉄道999』のメーテルに扮したことを引き合いに、 「メーテルの語源…

頭が悪い……

昨日、職場で、 「いつもはネットで新幹線の乗車券を購入するけど、久しぶりにみどりの窓口に買いに行ったら、ずいぶん並んで買うのに時間がかかった……」 日常の話題の一つでしかありませんが、 「ネットで新幹線の乗車券を購入できないアタシは、やっぱり頭…

その手があったか! ゆるキャラ知名度アップ作戦!

ご当地キャラクター日本一を決める『ゆるキャラグランプリ』で、愛知県大府市が、市のキャラクター〝おぶちゃん〟の順位を押し上げようと、地震や台風などの緊急時に使われる一斉メールを通じて職員に投票を呼びかけていたという報道がありました。 当初、気…

女性に持てるためのギンギラギン論

先ほど、近藤真彦さんが歌ってヒットした『ギンギラギンにさりげなく』(作詞・伊達歩さん 作曲・筒美京平さん RCA/RVC)は、よく考えたら矛盾する歌だ、と知人に言われて、なるほどそうだ、てな話から、昔、女の子に持てようとしてギンギラギンになっ…

RIZAPの夜と雨

《明けない夜はない》 《止まない雨はない》 といった言葉は、どん底にあって希望を失っている人を励ます言葉の一つで、ものごとをポジティブに考えようとする言葉の代表と言えるかと思います。 M&A(合併・吸収)で、この2年間に60社以上を傘下に収め…

横綱稀勢の里関に御仏の言葉を……

横綱稀勢の里関が、初日から4連敗となりました。 昨日、3連敗となって、休場か、てな報道があり、引退てな文字も見えたようです。 場所前の評判も悪くなく、白鳳関、鶴竜関、二横綱も休場となって、これは優勝のチャンスかと思いきや、蓋を開けてびっくり…

「言葉には十分気をつけたい」と言わせる皆様の〈職場放棄〉

〈職場放棄〉 とテレビ番組で批判された野党の、 「発言の撤回や謝罪がなければ、(憲法審査会の開催は)難しい」 という反発に、自由民主党の下村博文憲法改正推進本部長が、内定していた、衆議院憲法審査会の幹事を辞任する意向を固めたという報道がありま…

東京ディズ二ーランド「三十歳以上のばばあはいらねえんだよ」から……

東京ディズ二ーランドでぬいぐるみを着て働いていた二人の女性が、パワーハラスメントで訴えられた会社が争う姿勢を示したという報道がありました。 訴えた女性の一人は、 「三十歳以上のばばあはいらねえんだよ」 と言われたそうです。 たぶん、ぬいぐるみ…

『珍落語の会』レポート

昨日、いつもの千林は伝楽亭にて、櫻鶯亭蝶松師主催の『珍落語の会』が開かれました。 プロでもあまり口演しない、つまりめったにお目にかかれない珍しい落語が聞けるという、貴重な会でした。 チラシには、〈⚫️⚫️⚫️息子〉や〈おもい⚫️⚫️〉、〈ハン⚫️⚫️〉〈…

顕微鏡と鏡の話

先日、ある人から、顕微鏡を持っている人と鏡を持っている人の話を聞きました。 どの家でも鏡はあるけれど、高価な顕微鏡が家にあるうちは裕福だ、なんてそんなレベルの話ではありません。 顕微鏡を持っている人は、その顕微鏡で他者を監観察しているけれど…

うっかり落語会レポート

昨日、いつもの伝楽亭で、隊長、奏風亭菓恋嬢、実行委員長、団子家みたらし嬢の他、美猫嬢、やよい嬢、ゆ乃月嬢 小亀師匠御出演の『うっかり落語会』が開かれました。 エントリーされたのはうっかり者ばかりだったようで、三味線、スマフォの紛失、トイレに…

うらやましい研究不正

東洋英和女学院院長の研究不正疑惑が報じられています。 どんな不正かよく読んでみましたら、引用論文の存在が確認されない、ということでした。 つまり、過去、引用論文と称した創作ではないかということです。 ちょいちょいありますのが、引用しているのに…

この人は、どうしてこうなんだろう?

「この人は、どうしてこうなんだろう?」 「この人は、どうしてこうなったんだろう?」 と疑念を持ってしまうような方を見かける、あるいはそんな方と遭遇することがあります。 自分の経験や聞きかじったようなことから、たぶん、こうなんだろうな…… なんて…

女性の笑顔

コンビニエンスストアーの女性店員に対するセクシャルハラスメント行為に、停職6ヶ月の処分を受けたK市の五十代の男性職員が、処分の取り消しを求めた裁判で、最高裁判所が、1、2審を覆して、棄却したという報道がありました。 女性店員が笑顔であったこ…

アンソロジー読書

最近、独自のアンソロジー読書を始めました。 以前、買ったまま放置していた浅田次郎先生の『月下の恋人』(光文社文庫)、北村薫る先生、宮部みゆき先生編『とっておき名短篇』(筑摩書房)、『エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談』(河出書房新社)と…

今年の『新語・流行語大賞』ノミネート30語から、勝手に選んだベスト3!

毎年恒例となった感のある、ユーキャンの『新語・流行語大賞』ノミネート30語が発表されました。 好感度No.1は、やはり《そだねー》と《もぐもぐタイム》ではないかと思います。 日常でも、 「これどうかな?」 「だめだ、やり直せ」 てな対応ではなく、 …

笑いの絶えない過程

結婚式シーズンを迎えています。 どんな家庭を築きたいのかという質問に、 《笑いの絶えない家庭》 という答があるようですが、かなり難しいように思います。 なにしろ、笑いの絶えない家庭も職場も日本の文化にはありません。 演芸場に行って笑うのが、日本…