2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

茅の輪くぐり〜清めたそばから汚れるあたし〜

今朝の産經新聞の『ひなちゃんの日常』は、半年に1回、心身を清める行事、『茅の輪くぐり』が題材になっていました。 「清めたそばから汚れるあたし」 というオチで、ちょうど、日大悪質タックル第三者委員会が、部員ら約150人に行ったアンケート調査の…

サッカーワールドカップロシア大会 日本代表チームの決勝トーナメント進出を祝う!

サッカーワールドカップ・ロシア大会で、日本代表チームが2大会ぶりに1次リーグを突破しました! 素晴らしい! 最後は、1勝1敗1引き分け、得失点差0、総得点4、直接対決が引き分けだった セネガルに対して、今大会から採用されたフェアプレーポイント…

筒井康隆先生の《幸福》技法〜作家の心得編〜

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)の最後に記載されておりますのは、創作の技法や掟というよりも、 「作家になったらこ〜んなことがおまっさかいに気ぃつけなはれや……」 てなことと、 「作家ってな商売やってると、こ〜んなええことがおまっせ…

日本人であるサッカーファン

最近、へえ…… と思ったのは、ワールドカップサッカーで活躍した本だ圭介選手に、彼を非難していた多数のファンがSNSで謝罪を表明した、という報道です。 不正検査が発覚した日産の株総会では、会長のゴーン氏は謝罪せず、西川社長が謝罪したそうです。 日産…

『創作の極意と掟』&『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)は、古今東西の創作の方法に触れながら、実験的創作法についてもたっぷりと解説されています。 『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題7〜《幸せだ、とはどいうことですか?》

出ました! 《幸せだ、とはどういうことですか?》 ジョン・スチュアート・ミル 〈幸せかどうか自問してみるがいい。とたんに幸せでなくなるから〉 メーテルリンクの『青い鳥』を思い出しました。 ホントは、たった今まで幸せだったはずなのに、改めて自分が…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』6〜《あなたのとって悪い本とは何ですか?》

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏)の、 《あなたのとって悪い本とは何ですか?》 という問いかけについては、拙ブログでとっくに扱っていなくてはならなか…

サワコの朝から〜田原俊彦さんの発言〜

個人的には好きではありませんが、今朝の〈サワコの朝〉(MBS)のゲストは、歌手の田原俊彦さんでした。 やっぱり出ました、 《僕くらいビッグになると》 発言の真相。 ご結婚されて長女がお生まれになって、マスコミに追いかけられて、日常生活も大変に…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』5〜《歴史は次の戦争をとめ得るでしょうか?》

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)には、 《歴史は次の戦争をとめ得るでしょうか?》 なんて質問もあります。 東洋的な 《温故知新》 を思い浮か…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題4〜《誠実は法律のどこにおさまるでしょうか?》

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)に掲載されている、 《誠実は法律のどこにおさまるでしょうか?》 には、 〈囚人のジレンマ〉 という、ゲーム…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』3〜《なぜ、昔、工場の煙突はあれほど高かったのですか》……そして太陽の塔

月曜日午前八時前に発生した地震にアタクシも見舞われました。 ただ、幸いなことに最新設備を整えた頑丈な建物中におりましたから負傷することもなく、また、鉄道さえ復旧すれば次の仕事にも行けるだろうと、けっこう能天気に考えておりましたが、温泉施設の…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題2〜《人殺しができると信じてしまうようなバーチャルリアリティ》^

昨日に続いて『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)の問題からネタを頂戴しております。 正確な問題の文言は、 〈精神病者(しかも、殺人だけが唯一の…

『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題』1〜《あなたは自分が利口だと思いますか?》〜

ジョン・ファーンドン氏の『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせる」入試問題』(訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)を買ってしまいました…… 日本の大学とはまったく発想の異なる入試問題がずらりと並んでいる書籍のサブタイトル、 …

『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』〜飛び入りレポート〜

昨日、『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』に飛び入りで三題噺を口演いたしました。 ちょいちょい飛び入りであちこち出ておりますが、たいていはアタクシ一人でございましたが、今回の『第3回隣乃玄関素人落語錬成会』には、アタクシの他に3名の飛び入りがご…

サワコの朝から〜白石加代子さん〜

今日の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、女優の白石加代子さんでした。 昨年のNHKの朝の連続ドラマ『ひよっこ』で、主人公が住むアパートの不思議な大家さんを演じられていたことは、まだ記憶に新しいのではないかと思います。 その白石さんが、これも話…

右が先か左が先か四字熟語

四字熟語には、天地や東西、あるいは左右など、対になる文字を利用したものがあります。 天地の付く四字熟語は、 〈天地無用〉(荷物の上下を逆さまに扱っていけない) 〈天地混沌〉(天地がいまだ分離していない始源の状態) 〈天変地異〉(自然の災害や替…

もっと早く知っておけばよかった伊勢物語から学べること……

伊勢物語の、 《春日野の若紫の摺り衣しのぶの乱れ限り知られず》 てな和歌を、高校の国語の授業で学んだかどうかさえわからないのは、当時、まったく興味がなかった上に、こんな和歌の序詞やら縁語やら掛詞やら、あるいは意味など知らなくてもどうってこと…

筒井康隆先生の《細部》の技法〜米朝首脳会談編〜

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)の項目の一つ、 《細部》 には、 《神は細部に宿る》 という、創作に関する格言とも言える言葉について記されています。 〈今ではたいてい手抜きすることへの戒めとして使われている言葉だと思うが〉 と述べ…

新幹線殺傷事件と袴田さんの再審取り消し決定

新幹線で殺傷事件を起こした人物について、いろいろな報道が出ているようです。 ごく簡単に、乱暴な言い方であることを承知の上で、もしかしたら非難されることも覚悟の上で申しますと、 〈社会とのつながり(他者との関係)がうまく構築できなかった〉 〈自…

筒井康隆先生の《諧謔》の技法〜西遊記編〜

筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)には、 《諧謔》 という項目もあります。 例として第一番に夏目漱石先生の『吾輩は猫である』を挙げられ、〝比喩による上品なユーモア〟があるのは、〝英文学の知識によるイギリス風ユーモア〟を 〈自家薬籠…

《そこまで言って委員会NP》〜教養あふれる対句表現〜

ほんとうに久しぶりに《そこまで言って委員会NP》(読売テレビ)を視聴いたしました。 桂ざこば師匠のお姿がいつもの席にあって、 「ああ、よかったなぁ……」 と思いながら、本日のテーマは、米朝会談を控えての、 〈米中露三すくみスペシャル〉 例によって、…

筒井康隆先生の《蘊蓄》の技法〜ゴルゴ13編〜

他の小説指南書では触れられていないけれど、筒井康隆先生の『創作の極意と掟』(講談社文庫)にございます項目の一つが、 《蘊蓄》 でございます。 〈蘊蓄というものは本来、文学作品にあっては表現の多様性に奉仕するものでなければならず、エンタメ系の作…

サワコの朝から〜大泉洋さんのお話から〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、俳優の大泉洋さんでした。 お母様が車に乗っている時に、音楽ではなく落語のテープをかけていらっしゃって、 「それで子供の頃、落語にはまって……」 と話されたときに、 「子供に落語はわからないのでは……」 と佐…

〝二の〟用法

昨夜の『未解決の女』(ABCテレビ)最終回の最後に、 「汚名は挽回するものではなく、返上するもの。挽回するのは名誉」 てな台詞がありまして、そこで初めて、 《汚名返上》 《名誉回復》 これが正しくて、もしかしたら間違って使っていたことに気づいた方…

筒井康隆先生の《羅列》の技法〜文春&新潮編〜

筒井康隆先生の『捜索の極意と掟』(講談社文庫)は、小説を創るための作法や技法を記したこれまでの同種の書籍とは、一味も二味も違う、まさに筒井康隆先生の面目躍如といった創作指南書であります。 その中の項目の一つに、 《羅列》 があります。 言葉の…

ためしてガッテン!〜つながり〜

NHKの今夜の『ためしてガッテン!』は、 〈寝たきりにならないためにはつながりが大事だ〉 というお話でした。 仕事をしなくなるとたちまち人と接する機会がなくなってしまうという方は少なくないと思いますが、伝楽亭主催の城北迷人会には、九十歳を超えて…

《組織的》と《体質》

森友学園を巡る財務省の決済文書改竄について、財務大臣は、 「組織的ではない」 とおっしゃたそうです。 調査報告の中で、改竄を主導した前国税庁長官と中核的な役割を担った理財局総務課長が停職をじゃじめ、関係者20人ほどが処分されたと報じられていま…

《目線》の使い方

〈国民目線〉 〈子供目線〉 〈上から目線〉 《目線》 という言葉は、 《視点》 とどう違うのか、と戸惑いを感じられる方は、少なくないようです。 《目線》 は、 〈カメラ目線〉 のように、元は、映画や演劇の世界で視線を言う言葉、いわゆる業界用語だった…

かかし美里二人会打ち上げレポート〜名人譚〜

昨日、伝楽亭にて、毎年恒例の『かかし美里二人会』が開催されました。 お二人、それぞれ古典落語一席、自作落語一席ずつを披露され、旭区の広報から取材に来られた美人お二人も交えて盛況でございました。 打ち上げでは、先日の『盗人噺の会』に続いて6月…

サワコの朝から〜山田洋次監督の教え〜

今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、映画監督の山田洋次先生でした。 今では、『家族はつらいよシリーズ』を手がけていらっしゃいますが、若い頃は、ホームドラマなんて、と思っておられたそうです。 でも、あるとき、先輩から、 《脚本の根のところ…