2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

雑談で使える〈言葉を使わない慣用句〉

先日、学生時代の後輩と会う機会がありました。 「なんぞ、面白い話、ないか」 と先輩風を吹かせましたところ、 「かつて、 『M大臣は、おれの大学の後輩でな、よく面倒をみてやったよ。まあ、あいつが、今、こうして政治家としてやっていられるのは、オレの…

ボクが先輩方から学んだ会話の極意

昨日、学生時代の先輩のご自宅に、他の先輩方とおっさんばかり都合4人でお邪魔しました。 卒業以来、ちょいちょいお目にかかっている先輩方ですが、お宅にお邪魔した先輩とは、三十年ぶりぐらいの再会になりました。 「お前がつきあうてたA子どうしてる?…

雑談力養成オフィス・2

日常生活で、 『相手に迷惑をかけてはいけない』 ということを信条にされている方は少なくないと思いますが、たとえ雑談においても、 『相手に負担をかけてはいけない』 という発想を持たれている方は、それほど多くはいらっしゃらないのではないかと思いま…

雑談力養成・オフィス

日本企業のオフィスでは、勤務中の私語は慎まなければ鳴らないという暗黙の了解があるようです。 それも、会話や雑談、いわゆるコミュニケーション能力の向上を妨げる要因になっているのではないかと、密かに思っています。 先日、職場でうっかりミスをして…

名作を迷作に……

いわゆる名作の後日談を書きたくなったり、書き換えたりしたくなります。 高校1年生の教科書に必ず掲載されている芥川龍之介先生の『羅生門』の後日談を生徒に書かせる先生も、実際にいらっしゃるそうです。 そういうことなら、たとえば、森鴎外先生の『舞…

大手広告代理店匿名イニシャルD通&H堂

昨日、読んだ週刊誌の占いコーナーに、 『積極的に異性に話しかけると吉』 とありましたので、今日は数か月ぶりに職場で顔を合わせた女性に声をかけていろいろと話しておりますうちに、 「大手広告代理店」 が話題になりましたので、 「大手広告代理店と言う…

あなたは美しい!

昨日、職場で妙齢の女性が、 「水素水って、通常の水より高いけど、効果はどうかしら……」 と、巷で話題になっている水素水を飲もうとしておられましたので、 「どんな効果があるんですか」 と、尋ねましたところ、 「美しくなるとか……」 と、笑っておっしゃ…

《ダメで元々か》、それとも……

自分の原稿を出版社に売り込むときの基本姿勢は《ダメで元々》です。 おかげで、果敢に売り込んで敗れ去った原稿の屍がどれほどあることか…… もちろん、それなりの労力を費やして仕上げた原稿ですから、多少の自信はありますし、また興味を示してくれる出版…

あきらめる労力

以前、勤めておりました会社は、中途採用者ばかりで、その会社の先輩で、警察官に採用されながら警察学校に通っているときに退職したという方がいらっしゃいました。 どうしてお辞めになったのかと伺いましたところ、 「合わなかった」 ということでしたが、…

次に繋がるずっと糧

プロ野球や大相撲の中継番組を見ておりますと、 「明日に繋がるように、ここで1点、入れておきたいところですね とか、 「今日の負けは、明日に繋がりますよ」 とか、解説の方が口にされます。 これは、今日は負けてしまったけれど、これは明日の勝利に繋が…

オオカミの言葉

例の『新明解四字熟語辞典(三省堂)』を繙いておりますと、狼には、 『乱暴狼藉』『狼子獣心』『鷹視狼歩』 〈無法で荒々しい〉とか〈凶悪・凶暴〉とか〈貪欲〉などといった意味を表す言葉ばかりが目立ちます。 その他、『三匹の子ブタ』や『オオカミと七匹…

スピーチライターのもっとも重要な仕事

アメリカ大統領にはスピーチライターがついているそうです。 演説にしろスピーチにしろ、そのすべてをアメリカ大統領が一人で考えるなんて、物理的に無理ですし、かりにそれができたとしても、うっかり発言なんかが飛び出したりすると、日本の大臣の失言騒ぎ…

名言を活用する

私が中学生だった頃、生徒会選挙の立候補者の、 「生徒の生徒による生徒のための生徒会……」 という演説を聞いて感心したことを覚えていますが、これは、南北戦争の激戦地だったゲティズバーグで、かのアメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンの演説、 「人…

ゴールデン・アイデア

色を表す言葉を、その色とは縁のないモノと組み合わせると、素晴らしいアイデアが生まれます。 たとえば、チョコレート色が当たり前のチョコレートにホワイトを組み合わせると、〈ホワイト・チョコレート〉になります。 たとえば、海中で密かに航行しなけれ…

大人のホニャララ〜

〈大人のキットカット〉の他にも、 〈大人のきのこの山〉〈大人のたけのこの山〉 などのお菓子がヒット商品になっています。 あるいは、ボケ防止にもなるてな能書きがついて、〈おとなのぬりえ〉も数多く書店に並んでいます。 元々、この〈大人のホニャララ…

喜び上手に余禄あり!

今朝、出勤して間もなく、女性から〈大人のキットカット〉をいただきました。 こういうとき、ただ、 「ありがとうございます」 と言うだけでは芸がありませんので、 「ありがとうございます。今日はこれだけで来た甲斐がありました。ほな、これで帰ります………

奴らはホニャララか?

太宰治先生の『走れメロス』にイチャモんをつけるつもりはありませんが、あんな自己中心的なメロスとセリヌンティウスは、本当に友達かと思います。 森鴎外先生の『舞姫』の主人公、太田豊太郎君と、彼を日本に連れ帰るためにエリスと別れさせた相沢健吉君は…

〝魔法の言葉〟創作法

〝魔法の言葉〟は、自分で作ることができます。 アルフレッド・アドラー氏の、 「嫌われる勇気」 も、人々に気づきとやる気をもたらす〝魔法の言葉〟ではないかと思いますが、これを利用すると、〝魔法の言葉〟が創り出せます。 たとえば、 「失敗を恐れるな…

手っ取り早く魔法使いになる方法

昨日の早朝講演会で、中井社長は〝魔法の言葉〟を紹介して下さいました。 「君は就職したいのか、就社したいのか?」 という言葉を、就職活動に取り組む学生に投げかけるそうです。 予備校の先生だった林先生を一躍スターにしたのも、〝魔法の言葉〟です。 …

SKC企業振興連盟協議会(SKC船場経済倶楽部)早朝講演会

SKC企業振興連盟協議会(SKC船場経済倶楽部)の早朝講演会に出席しました。 株式会社学情の代表取締役社長、中井清和氏が講師を務められ、たっぷり一時間、お話を伺うことができました。 印象深かったのは、 「ピンチのときには、それを乗り越えること…

雑談力養成落語・下手な教養編

「首都圏の大学で野球部のレギュラーになるのが難しいから、逆によい選手は地方の大学をえらぶんですよ」 「なるほど、中国の卓球選手が、日本に帰化して日本代表としてオリンピックを目指すようなものですね」 「それなら、お笑い芸人の猫ひろしさんがマラ…

『ワイルド7』をアニメーション映画で観たい!

先日、お亡くなりになった望月三起也先生の『ワイルド7R〈リターンズ〉2』(実業之日本社)を手に入れて喜んで読みましたが、なんと、第2刷、重版でした。 第1刷は昨年12月末で、どうしてそれに気づかなかったのかと、少々口惜しくも思っています。 巻…

雑談力養成落語・キホンのキ

雑談には、大きく分けて二つの要素があります。 一つは、雑談のネタです。 でも、雑学のネタをたくさん仕入れていれば、雑談力が向上する、と勘違いしている人は少なくないのではないかと思います。 と言って、博識であることを否定するわけではありませんが…

『落語DEユーモアコミュニケーション』活用法

留五郎さんから、メールをいただきました。 「『落語DEユーモアコミュニケーション』は、いつ、どこでやるんや」 というお問い合わせでしたので、お知らせいたします。 日時・7月6日(水)午後7:00〜午後8:30(6:45開場)。 場所・大阪産業創…

雑談力養成落語

書店に行くと、〈雑談力〉をつけるための本が、最近は何冊も並んでいます。 NHKでも、『助けてきわめびと』という番組で、雑談力を身につけたい人が落語家に指導を仰いでいました。 さんざんコミュニケーション能力が必要だと世間で言われ続け、このブログで…

『異類婚譚』安倍晴明から陽だまりの彼女へ

陰陽師安倍晴明の母が狐であるという話は、いわゆる『異類婚譚』という話型で、決して珍しいものではありません。 昔話の『鶴の恩返し』などは、その代表例ですが、そうした『異類婚譚』は、日本だけの専売特許でもないようです。 今日のブログのテーマを何…

四字熟語辞典に『鬼手仏心』がありません。

新明解四字熟語辞典(三省堂)を捲っておりますと、『鬼面仏心』に遭遇しました。 それなら、『鬼手仏心』もあるだろうと探してみましたが、ありません。 でも、国語辞典、大辞林(三省堂)には、 「外科医は手術のとき、残酷なほど大胆にメスを入れるが、そ…

四字熟語・使ってみたい『千万三昧』

新明解四字熟語辞典(三省堂)を眺めておりますと、『名作の中の四字熟語』というコラム欄がところどころに挿入されております。 福沢諭吉先生をはじめ、明治時代の文人知識人の作品の中に、どれほど四字熟語が使われていたかを紹介したコーナーです。 例え…

四字熟語小説三昧

新明解四字熟語辞典(三省堂)には、『戯作三昧』が載っています。 言うまでもなく、芥川龍之介先生の小説のタイトルになっている言葉です。 これもきっと昔の中国の聖人の言葉から生まれたのか、あるいはそれらしい逸話があるのかと思いきや、それらしい出…

四字熟語落語

新明解四字熟語辞典(三省堂)を眺めておりますと、なんと! 『蒟蒻問答』 が出ているではありませんか! にわか坊主になった蒟蒻屋の六兵衛さんが旅の禅僧に禅問答を仕掛けられて困るどころか、得意の蒟蒻で返答すると、禅僧は勘違いして退散するという、江…