2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジャスティスシェパード

日本の伝統的食文化に非を唱え実力行使に及ぶシーシェパードのシェパードには、本来キリスト教の、迷える子羊を導く指導者、という意味合いがあるようです。ですから、徒や疎かに使ってよい言葉ではないように思いますが、軍用犬や警察犬として用いられてい…

新しい活の勧め

世の中、〈婚活〉やら〈就活〉やら〈終活〉やら〈涙活〉やら〈腸活〉やら〈恋活〉やら、いろんな〈活〉が流行っていますが、この〈〜活〉というのは、学校の〈学活〉や〈部活〉、つまりは学校教育用語から来ているのではないかと思います。 あるいは、〈自立…

いくらでもある月曜の朝の言葉の用い方

実業家のH・ジャクソン・ブラウン・ジュニア氏は、 『自分で夢のある生き方ができない人が、他人の夢を笑う。』 と述べ、哲学者プラトン氏は、 『嫉妬深い人間は、自ら真実の徳を目指して努力するよりも、人を中傷するのが、相手を凌駕する道だと考える。』 …

変革を仕掛けるコクヨの発想

過日、《船場経済倶楽部》の早朝講演会で、コクヨ株式会社の黒田章裕会長の、『変革の起爆剤! それは“オフィス”』と題するお話を伺いました。 1時間のお話の中で、特に印象に残ったのは、 〈コミュニケーションへの投資〉 でした。 オフィスを、スタッフが…

ヘレンケラーさんの言葉・老子の言葉

『他人の人格について語るときほど、自分の人格を露呈することになります。』 という言葉を残さはったんは、障害を持って生まれ、のにち社会福祉活動に尽力されたヘレンケラーさんです。 相模原市で発生した障害者施設での殺傷事件で、 「役に立たない障害者…

賢者と愚者の対句名言

対句法を使った賢者の言葉に自らを鑑みると、自分がどんな人間か、認識できるのではないかと思います。 たとえば、 『「自分は愚かである」と認められる者こそ、賢者である。逆に「自分は賢者である」と思っている者こそ、愚者と呼ぶにふさわしい。』 という…

フランスのノーベル賞作家アンドレ・ジイド氏の言葉から……

先日、若い女性から、 「他の人とは違うことを言うオジさん……」 と評されて、 「じゃあ、オレは非凡な人間だな。わはははは……」 と、ポジティブに捉えて自慢げに話される方がいらっしゃいましたので、 「それは、ヘンなおじさん、という意味でしょ」 と、ツ…

オリンピックの歴史的歴史の言葉

東京オリンピックのためにもう少し残しておいてもいいんじゃないの…… と、心配したくなるぐらい、リオデジャネイロオリンピックで日本はかつてないほどのメダルを獲得しました。 まさに、日本のオリンピック史上、歴史的な快進撃だったように思いますが、た…

成功者の言葉に囲まれて……

私たちは成功者の言葉に囲まれ、時として、それらを心の支えにしています。 マイクロソフト社、ビル・ゲイツ氏の、 「自分が出したアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、独創的な発想とはいえない」 秩父セメント、諸井貫一氏の、 「全…

三題噺・愛の診療

では、『ポケモンGO』『(福原)愛ちゃん』『熱中症』の三題噺です。 医・次の方、どうぞ。 母・(子を連れて座る)先生、すいません。 医・どうされました。 母・この子なんですけど、すっかり『ポケモンGO』には夢中になってしもうて、何とかなりません…

三題噺・愛の診療 メーキング

『ポケモンGO』『(福原)愛ちゃん』『熱中症』 から、最初にオチを考えまして、たとえば、『ポケモンGO』から、 「バカモンノー」 とか、 「ピカチュウ、ハイチュウ……」 とか、卓球の『愛ちゃん』から、 「ピンポ〜ン」 とか、考えましたが、自分でもぜん…

飛び入り三題噺

昨日、伝楽亭で、ちりとてちんの会の一人、浪遊亭春乃嬢のバースデー落語会がありました。 一昨日、夜、留五郎さんよりメールをいただいて知ったような次第でしたが、 「お越しにならなければ、かわいい後輩の誕生日を祝う落語会に来ない先輩ということにな…

『秦始皇帝と大兵馬俑』のひねくれた発想

先日、『秦始皇帝と大兵馬俑』を観にいってきました。 会場には、実物大の兵士たちに行きつく前に展示されている関連遺物も展示されており、それらに触れることで、兵馬俑が身に付けているものや、あるいは武器などについて理解を深めることができるようにな…

優勝したタカマツペアと解散するSMAPと解消しない漫才コンビの人間関係論

オリンピックバドミントン女子ダブルスの高橋選手、松友選手、優勝おめでとうございます! バドミントンに限らず、ダブルスというのは、それぞれに力があっても、本当に二人の息があっていないと勝てない競技です。 十年間、いろいろあったかと思いますが、…

雑談力養成落語・謎掛け修行

雑談のうまい人は、話を展開したりオチをつけたりするテクニックを持っています。 たとえば、 「オリンピックの女子の卓球、惜しかったな」 「でも、日本チームを敗ったドイツのチームの中の二人は、あれ、中国人じゃないの? それって、卑怯だと思う」 「で…

最後はお母さんが助けてくれた。

リオデジャネイロオリンピックのレスリング女子で、伊調選手が金メダルを獲得し、オリンピック4連覇を達成しました。 おめでとうございます。 試合後のインタビューでは、支援応援してくれた方々への感謝の言葉を述べておられましたが、スポーツ選手に限ら…

名言の分かれ道

先日、詩人を目指しているという若い女性のお話を伺う機会がありました。 お客から感じたインスピレーションを言葉にして詩を書くという、ストリートの、自称詩人に、その女性は詩を書いてもらったそうです。 そのとき、彼は、 「最近は、名言や格言めいた言…

会話が弾む〝さしすせそ〟と〝なにぬねの〟

料理で使う調味料は、昔から〝さしすせそ〟で表されていますが、現代では、会話の〝さしすせそ〟があるようです。 さ・さすがですね。 し・知りませんでした。 しぶい。 す・素敵ですね。 すごい。 素晴らしい。 せ・センスがいい。 そ・そうなんですか。 そ…

ギネスブックに載るかもしれない友人の話

しばらく会っていなかった友人が、先日、伝楽亭で開催されました《三題噺の会》に来てくれました。 その友人、今年、2月に心肺停止状態に陥って病院に搬送されたそうですが、なんと、1時間後に蘇生して医者を驚かせたということでした。 心肺停止状態から…

三題噺・オリンピック開会式セレモニー メーキング

前回、伝楽亭で開催した三題噺の会と同じく、《オリンピック》がお題になり、オチを〈聖火(成果)が上がる〉にしようと思いました。 あとの《参勤交代》と《原発》をどうしようかと考えたときに、開会式のセレモニーを見る形にして、日本の歴史と未来を表現…

三題噺・オリンピック開会式セレモニー

昨日の『素人落語まつりin池田』には、200名を超えるお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。 三題噺のお題は『オリンピック』『参勤交代』『原発』でした。 女・ああ、こっち、こっち。 男・ああ、そこか。どうにか間に合うたな。それに…

祝福、嫉妬、どちらが幸せ?

「記録より、僕が何かすることで他人が喜んでくれることが何より大事だと認識した」 日頃、クールなイチロー選手が、大リーグ3000安打を達成したときのコメントです。 日本のプロ野球でも、誰かが記録を達成したときには、対戦チームの選手までベンチか…

不善を防ぐ『2016素人落語まつりIN池田』

中国の古い言葉、 『小人閑居して不善を為す』 から考えますと、他の動物と違って、暇を持て余すと人間はよからぬことをしでかすようです。 夏目漱石先生のかの名作『吾輩は猫である』に、 「自分で勝手な用事を手に負えぬほど製造して苦しい苦しいと云う………

人生を選択する覚悟の前に必要な条件

オリンンピックのカヌー競技で、羽根田選手がアジア代表選手として初めてメダルを獲得しました。 高校卒業後に留学してカヌーの修行を積んで、快挙に至ったそうです。 お笑い芸人の猫ひろしさんが、カンボジアの国籍を取得して、オリンピックのマラソン代表…

美しい柔道

オリンピック柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した大野将平選手から、〝美しい〟という言葉の本質を再認識したように思います。 オリンピック競技になって、柔道はスポーツになりました。 技を駆使して一本取る、という形ではなく、制限時間内にどれだけ…

3000安打のイチロー選手と優勝したオリンピック男子体操チームを祝福!

イチロー選手が大リーグ通算3000安打を放ちました。 おめでとうございます。 イチロー選手が打つことにこだわってきたからこそ達成できた記録ですが、四球などを選んで出塁率を高めるように求められたこともあったそうです。 でも、チームのために自分を…

オリンピック任侠伝・メーキング

最初に思い浮かびましたのが、最近、仕入れておリました、〈熱中症〉の「ね、チュー しよう」でした。 元ネタは、居酒屋で、「熱中症をゆっくり言って」という言葉遊びでしたから、居酒屋で男が女性を口説くシーンを考えました。 次に、この男は、どんな男か…

三題噺・オリンピック任侠伝

昨日の《三題噺の会》でいただきましたお題は〈任侠伝〉〈熱中症〉〈オリンピック〉でした。 弟・ねえ、彼女、一人? オレも一人やねん。一緒に飲まへん? 女・え? アタシ、彼を待ってるの。 弟・それやったら、彼氏が来るまで、どう? オレ、こう見えて、…

雑談力養成落語・知ったかぶりに腐った豆腐を食べさせないで……

落語の面白さは、笑いだけではありません。 会話の受け答えのお手本にもなりますから、人前で話すことを生業とする方も、よくお聞きになっています。 同時に、対人関係に関する示唆も少なくありません。 たとえば、お馴染みの『ちりとてちん』では、素直に自…

明日の三題噺のオチは……

午前中に公開いたしました『ジブンだけは大丈ブッブー』について、例によって留五郎さんからメールをいただきました。 「オチは読めていた」 書いておりまして、このブログを読み込んでいる方の中には、多分、オチがわかった人もいらっしゃるだろうな、と思…