2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

水戸黄門改造論

『水戸黄門SP』は、やはり相変わらずの『水戸黄門』でした。 たとえば、金山奉行が怪しいという話を御老公が耳にされた段階で、どういう訳かすぐに弥七が金山奉行を探っていました。 たとえば、あっさり捕まった御老公一行を、柘植の飛び猿が、おなじみのそ…

はったり野郎!

世の中には、〈はったり野郎〉がいますから、注意しなければなりません。 たとえば、文学を志す若者の作品を読んで頭から批判する輩がいます。 「これは小説になっていない」 「君は詩人に向いていない」 「君に作詞の才能はない」 そこまで断言するなら、当…

責任を追及されたら……

ギリシャの金融危機が問題になっています。 援助するEUの要求にギリシャの現政府が応えきれない…… そんな状況かと思いますが、お互いに相手が悪いと考えているようです。 日本では、部下に責任をなすりつける輩も多々見受けられるようですが、たとえ相手に…

もう一花咲かせ 宿命のライバル

日本ハムの斉藤投手と、楽天からメジャーリーガーになった田中投手は、かつて甲子園を沸かせたライバルでした。 でも、今ではすっかりその差が開いてしまったようです。 斉藤投手は、『ハンカチ王子』と称されるほど人気があり注目されていました。 いわゆる…

本日の落としどころ……

今月29日(月)に、『水戸黄門SP』がMBSテレビで放送されます。 長寿番組でありながら、そのマンネリ化、あるいは世の中が変わって〈勧善懲悪〉が受け入れられなくなったことなどが、視聴率の低下を招き打ち切りとなった原因だという話を耳にしたことがあ…

懲らしめた!

「マスコミを懲らしめる……」 てな発言が物議を醸しているようですが、世の中の何かを、あるいは誰かを懲らしめていいのは、水戸の黄門様だけです。 「助さん、格さん、少し懲らしめてやりなさい!」 との黄門様の指示によって、助さんと格さんは腕力に訴えて…

娯楽大国

今日、カラオケボックスから欧米人の家族が出てくるところを目撃しました。 夫婦と小学生低学年ぐらいの男の子の兄弟と見える4人家族でした。 カラオケが、日本の文化として世界に広まっていることを考えれば、そんな光景も当たり前かもしれません。 本場の…

さっそく合格!

漢字検定、英語検定から始まって、ご当地検定まで実施されるほど、日本人は検定の好きな民族だと思います。 また、医者、弁護士などの国家資格から始まって、民間のこんな資格まであるの……? というほど、日本人は資格の好きな民族だと思います。 これは、い…

もう一つのぬいぐるみ

ギネスブックに認定された、週刊少年ジャンプに連載中の人気漫画、尾田栄一郎さんの『ワンピース』(集英社)に、シュガーという女の子が出てきます。 かわいい顔はしていますが、実際は、悪魔の実の能力者で、触れる人間をおもちゃにしてしまう恐ろしい女の…

〈セ・リーグ パ・リーグ入れ替え抽選会〉

『人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグ』 と言われたのは昔のことですが、今は人気、実力ともにパ・リーグがセ・リーグを凌駕しています。 プロ野球セパ交流戦の結果を見れば一目瞭然で、面白いのは、今年、パ・チーグに勝ち越したのが、阪神タイガースだけ…

赤いお屋根に黒いパネルを戴くおうち

たとえば、明るいクリームの壁にやわらかい赤い色の屋根の、ヨーロッパ風のおしゃれな家…… その赤い屋根に黒いソーラーパネルが覆っている家を、最近、見かけることがあります。 家を建てるときには、 「あなた、せっかくだから、新婚旅行で行ったヨーロッパ…

新撰組再び……

池田屋に集まった志士達の目的は、 『京都市中に火を放ち、その混乱に乗じて天子様を長州にお連れする謀議のため』 と一般に言われておりました。 先日の大河ドラマでは、それを、 〈新撰組のデマ〉 と断じていました。 「ああ、確かにそうだったかもしれな…

酒宴は馴染みのない者とともにせよ!

今日、4月から職場を同じくする人たちに一杯飲みに誘われました。 「私、お酒は飲めませんが、それどもよろしいでしょうか」 「え、飲めないんですか」 「ええ、特技は、お酒を飲まないのに酒飲みの相手が出来るだけことです」 「へえ……」 「まあ、普段から…

20年後の非正規課長

37.4%。 厚生労働省の資料によると、非正規社員の割合は、20年前の倍以上に増加しているようです。 この調子で増えると、20年後には倍の75%、4人に3人が非正規社員になります。 こうなると、正社員の方が少数派で、非正規社員と立場が逆転する…

新撰組池田屋事変

今夜の大河ドラマのメインイベントは、《池田屋事変》です。 三条小橋池田屋に新撰組が踏み込んで、密かに結集した勤王の志士を捕縛、あるいは惨殺したという歴史的事件です。 これによって、維新が一年遅れたとか、いや一年早まったとか、歴史学者の間では…

ブログ継続150日。

今日で、ブログ継続150日になります。 『毎日1本以上は面白いことを書こう』 と始めて、五ヶ月続けることができました。 一流のスポーツ選手なら、 「単なる通過点です」 とインタビューに応えるところですが、誰もインタビューしてくれませんから、勝手…

道を尋ねるなら……

道を尋ねる際、誰に聞けば手っ取り早く教えてくれるでしょうか? 1駅員 2交番の警察官 3大手都市銀行行員 4賃貸住宅仲介専門不動産スタッフ 5落語家 先日、野暮用で京都市内の某オフィスを訪ねました。 最寄りの駅から結構近いので、地図などなくてもわ…

『どんでん返し』の『予定調和』

書店で小説(文庫)を手に取ると、『感動』と『どんでん返し』を宣伝文句にした書籍が目立ちます。 かつての時代劇の特徴は『勧善懲悪』の『予定調和』でしたが、そこから人々の関心が離れた証拠の一つに数えられるかもしれません。 ただ、『感動』と『どん…

《父の日》のモットー

『父と母といずれがよきと子に問えば父よと答えて母をかえりみぬ』 落合直文さんの短歌には、父親という生き物が如実に表現されているかと思います。 「パパとママとどっちが好き?」 という質問を子供に投げかけるのは、たいてい父親ではないかと思います。…

新しい《三つの袋》

『三つの袋』は結婚披露宴のスピーチの定番です。 「〈給料袋(胃袋)〉〈堪忍袋〉〈お袋〉を大切にすることが、結婚生活を持続する秘訣です」 と、慣れた口調で話される方は、たいてい男性ではなかと思います。 でも、そうした主賓のスピーチを、たとえば親…

髑髏

ガン黒お歯黒真っ黒ドクロ どろろドロドロどろろんドクロ とろろとんとろのどぐろドクロ マグロ食べごろどうするドクロ ミクロマクロスマイクロドクロ クロスクローズDr.ドクロ ちょっくらボンクラのらくろドクロ 手袋探ろうがしゃドクロ 遠くの轆轤ご苦労ド…

ガイコツ ガイコツ

歌川国芳さん、河鍋暁斎さん、月岡芳年さん、小林清親さんなど、江戸時代末期から明治、大正にかけて活躍した浮世絵師は、髑髏、骸骨をモチーフにした絵をいくつか描き残しています。 坂口安吾氏は、その著書『日本文化私観』の中で、美とは美しく飾る何もの…

動物派閥抗争勃発!

「イヌ派ですか、ネコ派ですか?」 と、職場で話題になり、私も聞かれました。 どちらでもない私は、 「こう見えて、実はタカ派なんですよ」 と、ごまかしたつもりでしたが、 「ええ、じゃあ、副社長派なんですか〜!」 危うく、派閥抗争に巻き込まれてしま…

死ぬまでに吸ってみたいな甘い汁

「御上にも御慈悲がある」 昔の時代劇でよく耳にした台詞です。 これから考えると、基本的に御上には慈悲がないことになります。 落語の『ぜんざい公社』では、お役所というところは先に甘い汁を吸ってしまう存在になっています。 同じく落語の『大名将棋』…

今日から新撰組!

NHKの大河ドラマに、今日から《新撰組》が登場します。 もちろん、長州藩吉田松陰の門下生、尊王の志士達の敵役で、幕末維新が舞台のドラマには欠かせません。 沖田総司は『機動戦士ガンダム』の《シャー》。 土方歳三は『科学忍者隊』の《ベルクカッツェ》…

言いたいことは……

『書いた手紙をそのまますぐにポストに入れてはいけない』 という言葉は、 『言いたいことは明日言え』 という言葉と同じで、 感情的になって書いた手紙をポストに入れてから後悔しても手遅れですし、同じく感情に任せて発してしまった言葉によって取り返し…

省エネ納涼脳みそに『悪魔』と『魔術』と『あばばばば』

『あばばばば』を拵えてからしばらくして図書館で芥川龍之介全集を何気なく手にしてみると、そこになんと『あばばばば』という名の短編小説があるではありませんか! 私が捻り出しました『あばばばば』は、生き返って化け物となったばあ様の叫び声ですが、芥…

あばばばば

夜、とあるお寺の坊さんが、久しぶりに訪ねてきた幼なじみの猟師が土産に持参した猪の肉で一杯酌み交わしているところへ、ばあ様が亡くなったのですぐにお経を上げてほしいと、檀家の娘、おさよがやってきました。 「いくら急に亡くなったとはいえ、今夜すぐ…

我ら納涼一族

梅雨が明けると、いよいよ夏も本番でございます。 エアコンや扇風機のなかった昔から、暑さを凌ぐ工夫の一つとして、怪談が語られておりました。 深夜、何人か集まって代わる代わる怪談を語る百物語を代表に、小説や講談、落語にも怪談ネタがございます。 大…

オリジナリティあふれる発想を得るために……

多くの人が同じ考えを示す中で、一人だけ視点の違う考え方を示すと、そのオリジナリティが注目され、称賛される場合があります。 人と違う発想ができるということが、現代の一つの価値になっています。 そこで、たとえば、 『どうすれば人と違う発想ができる…