2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の職場に必要な言葉

日本の社会では、職場において、 「真面目にやれ!」 というのが基調になってはいるように思いますが、心の中で、 「笑いがほしい!」 と願っている人も少なくないのではないかと思います。 また、職場に笑いを提供したい方もいらっしゃるかと思いますが、な…

枝葉末節か蟻の一穴か

昔の時代劇では、悪の一味が、 「蟻の一穴ということもある。用心に越したことはない」 なんて台詞がありました。 蟻の穴から堤が崩れる、という言葉で、小さなほころびが大きな災害を招くということです。 一方、枝葉末節という言葉がありますが、これは、…

自分の流儀を貫く理由

先日、ある方とお話する機会がありました。 その方が、同じ仕事に携わる他の人たちを気にしているようなことをおっしゃいますので、アタクシ、そこが気になって尋ねて参りますと、その方、どうやら自分の仕事がうまくいっていないようで、でも、自分は自分の…

中学生とは思えない藤井四段の言語力

藤井四段が使う言語は、近頃の中高年に発するものとは違います。 連勝を重ねて心境を問われるたびに、 「僥倖」 「望外」 そして新記録を樹立した今回の喜びは、 「特別な感慨」 でした。 昨今の中学生なら、 「うれしかったです」 「よかったです」 ちょい…

藤井四段29連勝! おめでとうございます!

デビュー戦29連勝! 藤井四段が、ついに新記録を達成しました。 おめでとうございます。 中学生でもプロになれるのが将棋の世界ですが、日本将棋連盟が主催する奨励会で、23歳までに初段、26歳までに四段にならなければ、退会を余儀なくされ、プロには…

ほろ酔い寄席〜笑福亭仁嬌師匠から学んだこと〜

昨日のほろ酔い寄席のゲスト、笑福亭仁嬌師匠は、あの池上彰さんと同じ話法をお使いになります。 高座が終ってから、恒例の宴席となって、南左衛門さんと仁嬌師、ともにご来場くださったお客様と歓談されます。 お客様も、プロの講談師、落語家と直接話がで…

所変わって第202回『ほろ酔い寄席』レポート

昨日、久しぶりに『ほろ酔い寄席』に参りました。 今回、202回目から、ホテルフジタ奈良で開催されることになり、ちょっとリッチな感じで、 え? (エッチな感じか!) いや、そこでそんなボケを入れられても困りますが、とにかく著名人のディナーショー…

〈勝ち組負け組〉〈ウィンウィン〉と家康の遺訓

世の中、 〈勝ち組〉〈負け組〉 てな言葉が、いまだに幅を利かせています。 〈ウィンウィンの関係〉 なんて言葉も出回っております。 ということは、日本に昔からある考え方を忘れて、こんな言葉に踊らされている人が少なくないということになるのではないか…

サワコの朝から〜江波杏子さんの教え〜

今日のサワコの朝(MBSテレビ)のゲストは、女優の江波杏子さんでした。 今はお年を召された女優さんの多くがそうであるように、江波杏子さんも、知的で品のあるお話、動きを見せてくださいます。 デビュー前に、所属の映画会社から言葉遣いはもちろん、食事…

〝豊田真由子衆院議員の言葉〟からよい子へのお願い

豊田真由子衆議院議員の暴言問題で、プロ野球ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が、早速、フリップに、 「このはげ〜」 と書いて使ったそうです。 おそらく、お笑い芸人もこれを見逃しません。 特に日頃からハゲネタをウリにしている芸人さん方は、…

アイドルの恋愛論と『ギフト±』の恋愛論の狭間

「ルールで我慢できる恋愛は恋愛じゃない」 とおっしゃって、NMB48の須藤凛々花さんは、アイドルグループを寿卒業されるようです。 週刊漫画ゴラク(日本文芸社)に連載中の、今週号の『ギフト±』(ナカデユカさん作)には、好きな女性を危険な目にあわせ…

高瀬耕造アナウンサーの「また、いらぬ殺生をしてしまった……」

今朝のNHKのニュース。 世界の動画ザッピングのコーナーで、インタビューに答えていたときに口の中に蜂が入って、それを食べてしまったコスタリカのソリス大統領の動画が映じられました。 そのときの大統領のコメントが、 「純粋なタンパク質だ」 でしたと、…

反社会勢力と文科省の文書偽造容疑

反社会勢力の関係者が、私文書偽造容疑で逮捕されたという報道に、どんな文書を偽造したのか、よく読んでみましたところ、次の会長は誰それに決まりました、という内容の文書を関係者に配布した疑いだそうです。 まあ、この世界の方々のトップ人事がどうなっ…

イグノーベル賞の研究材料

先日、知り合いのお医者さんとはなしておりましたところ、イグノーベル賞が話題になりました。 「無駄なことはするな……」 が、今や幅を利かせている日本ですが、どういうわけか、 『人を笑わせ、考えさせてくれる研究』 に授けられる《イグノーベル賞》の受…

男性脳と女性脳を使い分ける会話術

脳の研究が進んで、男性の脳と女性の脳の違いが解明されつつあるようです。 これらを、会話術、あるいはコミュニケーション術といった方法論と照らし合わせてみますと、たとえば、 「結論から述べる」 「ポイントを絞る」 といったテクニックは、男性脳に由…

《そこまで言って委員会NP》が面白いほんとうの要素

今日の《そこまで言って委員会NP》も、大変おもしろうございました。 各省の闇に迫る企画で、昨今とかく話題の省の闇を、八人の省庁OBによって暴いていくという、例によって鋭い企画はもちろんですが、今回、特に面白かったのは、それぞれの省を話題にする…

婦人公論・父の日を前に《やっぱり母が重たくて》

五嶋龍氏は、お母様をとても大切に思われていらっしゃいます。 五嶋龍氏に限らず、母親を大切に思っておられる方は多く、アタクシも、母にはもっと長く生きてほしかったと思っております。 ですから、改めて言うまでもなく、世間では、母親の愛が謳われ、母…

サワコの朝から〜五嶋龍氏の教え〜

今日の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、ヴァイオリニストの五嶋龍氏でした。 実は、アタクシ、五嶋龍氏を好きではありません。 「いけすかない野郎だ」 と思っております。 だからというわけではありませんが、番組も途中からしか見ておりません。…

ゴルゴ13・パート13 エピローグ 〜オレの後ろに立つなブーム〜

外務省のホームページに掲載されているゴルゴ13も、いよいよ最終回を迎えました。 海外でテロなどに巻き込まれずに事業を展開する日本の中小企業の秘密が、Gマニュアルにあるらしいと気づいたアメリカで、 「俺の後ろに立つな」 などと書かれたTシャツが…

自己開示しない会話術

先日、〝でぶしょう〟だとおっしゃる女性とお話しする機会がありました。 「そんなふうにはぜんぜん見えませんよ。スリムなスタイルですよ」 と、さっそくボケを申し上げましたところ、 「いえ、家から出ない出不精なんですが、人と会うのがどうも苦手で……」…

今朝の《ひよっこ》の言葉

今年の就職率は、昨年以上にいいかもしれません。 昨今の高校では、一年生から進路を意識させる傾向にあり、大学でも一回生から学生に就職に向けたガイダンスなんかを実施しているようですから、そうした効果もあるかと思われます。 ただ、たとえば高校一年…

野党の皆様へ〜死者を出さなかったバスのガイドさんの会見から〜

『組織的犯罪処罰法改正案』(テロ等準備罪法)がいよいよ成立する段階になりました。 かつては、反対する野党が法案成立を阻止するのではなく、たとえば牛歩戦術などと称する無益な引き延ばしを実践していました。 今回も、内閣不信任案をはじめ、野党の女…

いつも御覧くださりありがとうございます!

サンマーク出版から『「感謝」で思考は現実に鳴る』(パム・クラウドさん著 桜田直美さん訳)の広告を目にしました。 タイトルの、 〈思考は現実になる〉 をはじめ、キャッチフレーズに、 〈正しい感謝の方法〉 とあり、その他、 〈ハーバード大学〉 〈引き…

ひよっこ

NHKの朝の連続ドラマ『ひよっこ』。 サザンの桑田さんが歌う主題歌もさることながら、瓶で林立するビルを表現するなど、見ていて飽きないオープニングに、毎度、楽しい気持ちになります。 増田明美さんのナレーションもさることながら、 「お父さん……」 と呼…

《そこまで言って委員会NP》ざこば師匠がいらっしゃらないから……

過日、桂ざこば師匠が脳梗塞で緊急入院され、本日の《そこまで言って委員会NP》に、そのお姿はありませんでした。 そのせいかどうかはわかりませんが、いつも以上に須田先生がご活躍されていたように感じました。 本日のテーマは『鑑定』でしたが、特に『…

サワコの朝から〜名取裕子さんと阿吽の呼吸〜

今日の《サワコの朝》のゲストは、女優の名取裕子さんでした。 いつも、阿川佐和子さんとゲストの会話が楽しく交わされてはいますが、今日のお二人のやり取りは、特にステキだったと思います。 思い出の曲で、名取裕子さんのデビューに関わる『サラダガール…

ゴルゴ13・パート12〜恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる〜

今朝、留五郎さんからメールをいただきました。 「土曜日は《サワコの朝》、《日曜日はそこまで言って委員会NP》ですね……」 でも、 「昨日、金曜日は外務省のゴルゴ13やなかったんかい!」 という叱責のお言葉はありませんでした…… 外務省のホームページ…

ジャイアンツの記録更新止まる!

昨日、球団連敗記録を一つ更新して、先ほど、ジャイアンツが勝ちました。 連敗記録が注目されば注目されるほど、高橋監督のプレッシャーも並たいていではなかったと思いますが、いい意味でもそうでなくても、周囲の期待が高まれば高まるほど、その結果は裏切…

記録更新のチャンス!〜藤井四段とジャイアンツ〜

昨日、中学生でプロとなった将棋の藤井四段のデビュー以来の連勝が、単独3位の23となりました。 最高記録は、神谷広志八段の28連勝だそうですが、せっかくのチャンスですから、29、30と、記録を更新してもらえたら、うれしく思います。 昨日、ジャ…

日本の言論の不自由論

内田樹さんの『呪いの時代』に、 〈自分の語る命題が真理であるとあらかじめわかっている人は「言論の自由」を望まない〉 とあります。 主催者に対する執拗な中止要請のために、作家の百田尚樹さんの講演会が中止に追い込まれたという報道が、昨日の産經新聞…