2015-01-01から1年間の記事一覧

三題噺・大晦日の夜のラジオから

「……日めくり買うたらんかい!」 (てなオチで1年を終えてええんか!) というお叱りとともに、お題をいただいてしまいました。 『除夜の鐘』『福袋』『ひまわり』 さあ、大晦日も残すところあとわずかとなりました。 紅白歌合戦も終わり、除夜の鐘も聞こえ…

年末日めくり商戦「ヒロシです」

書店に参りますとカレンダーが売られています。 最近は、元テニスプレーヤーの松岡修三さんの『ほめくり』が大ヒットした影響でしょうか、著名人の言葉を記した日めくりカレンダーの数が増えたように思います。 瀬戸内寂聴さんやスティーブ・ジョブ氏といっ…

1年の振り返り方

「今年を振り返って……」 ということをなさっている方は少ないかと思います。 「自分のこの1年を漢字一字で表すと……」 「自分の今年の十大(重大)ニュースは……」 という問いかけは、オリジナリティに欠けるのではないかと思いますので、アタシはいたしませ…

早く来いとは言わない第九……

「もういくつ寝るとお正月〜」(『お正月』作詞・東くめさん 作曲・瀧廉太郎さん)という、年末定番の歌を近所のスーパーマーケットで耳にしましたが、ずいぶん久しぶりに聞いたように思いました。 この歌より、近年、ベートーベンの第九を耳にするようにな…

ブログ掲載記事500本!

この記事が、アタクシのこのブログの500本目になります。 世間の皆様の御迷惑も顧みず、よくもまあ、下らないことを500本も書き続けたことと我ながら感心しておりますが、顧みなかったからこそ、500本も掲載できたのではないかと思います。 でも、…

〈年末〉の定義

毎年、何気なく〈年末〉という言葉が使われていますが、正確にはいつから〈年末〉とすればいいのでしょうか? お役所の御用納め、もしくは一般企業の仕事納めとすると、基本的には12月29日〜31日と考えることができます。 それは、帰省ラッシュと重な…

古いものを手放し、背水の陣を敷いて、果たして新しいものを手に入れられるのか……

今月、テレビ朝日の報道ステーションのニュースキャスター古舘伊知郎さんが3月で降板するという発表がありました。 今月、大阪市長を退任された橋下徹さんは、もう政治家はなさらないとおっしゃっています。 36歳から54歳までの中年フリーターが273…

日本人が忙しい本当の理由

日本人が忙しく働いているのは、勤勉な国民性によるものだという考えがかなり昔からあるように思いますが、果たしてそうでしょうか? たとえば、クリスマスにはケーキが販売されますが、クリスマスイブには家族でケーキを食べよう、てなキャンペーンを誰かが…

《A案・B案》を来年の流行語大賞に!

昨日の伝楽亭の三題噺、五題噺でいただいたお題は、『忘年会』『宝くじ』『A案』『トリプルスリー』『伝楽亭』『LED』『爆買い』『猿』でした。 こうして並べてみますと、お客様から寄せられる三題噺のお題には、季節に関わる言葉と流行語の二つに分けら…

三題噺・五題噺は無理やろ!

実は、昨日の伝楽亭において、八景師、玄張師、かかし師と4人で三題噺に挑んだ後に、再度、三題噺で高座に上がりました。 もう着替えておりましたが、予定していたメンバーでは終演までの時間、つまり忘年会開始の時間までもたず、1時間ほど開いてしまいま…

三題噺・忘年会のセクハラ部長

昨日の伝楽亭における三題噺のお題 『忘年会』『宝くじ』『A案〈ええあん〉』 男・こんばんわ。 マ・いらっしゃい。 男・ママのおかげで、忘年会、盛り上がった。ありがとう。 マ・あら、よかった。 男・ビンゴゲームが大盛り上がりで、得意先からもらった…

『地下鉄』『借金』『携帯電話』

昨日、伝楽亭に向かう地下鉄の中で、おばちゃんが大きな声で、 「はい…… 入れます。入れます。……明日入れます。……はい、入れます……」 と携帯電話で話をしておりました。 どうやら、借金の返済を迫る電話に、明日、銀行に入金するという旨の受け答だと推察し…

サンタの赤い帽子をかぶらないマクドナルド

昨日、久しぶりにマクドナルドに行きました。 「いらっしゃいませ」 お決まりの笑顔で迎えるスタッフの頭には、普段の帽子の代わりに、よく夜店で売ってるお面のようなものがのっていました。 他のスタッフも、同様です。 この時期、コンビニエンスストアー…

どうなることやら新しい大学入試…… いえ、本日の三題噺……

5年後に実施される新しい大学入試のサンプル問題が発表されました。 予備校はもちろん、高校でも今後の対応が課題になります。 11月7日のブログで、《添削セミナー》を話題にしました。 AO入試や推薦入試などで大学に提出する〈志望理由書〉、それらの…

紅白歌合戦の新たな記録にエールを!

年末恒例NHK紅白歌合戦の楽曲が発表されました。 今回で〝卒業〟される森進一さんが『おふくろさん』(作詞・川内康範さん 作曲・猪俣公章さん ビクターレコード)を歌うとか、松田聖子さんが『赤いスイートピー』(作詞・松本隆さん 作曲・松任谷由実さん C…

明日は伝楽亭!

このブログを始めたのが、去年の1月23日でした。 記念すべき第1回のブログであるのに、特に何かあるという日ではありませんでしたから、客引きとの会話がネタでした。 でも、明日は伝楽亭の落語会で、アタシは三題噺で高座に上がることになりました。 御…

三題噺・新しい商売の相談

お題をいただきました。 『スピード』『電柱」『たこ焼き』 喜・明けましておめでとうございます。 甚・おお、誰や思たら、喜ィさんやないか。ほんに新年、おめでたいな。 喜・ほんで、甚平はん…… 甚・年明け早々、新しい商売の相談やったら、よそへ行ってや…

宝くじ 当たれば 34億円だ〜!

宝くじ。 昨日、ロト7を買いました。 「キャリーオーバーが凄い額になっていますから、当たったらみんなと山分けですか?」 と売り場の窓口で問われましたので、にっこり微笑んで、 「いえ、独り占めします」 と答えましたところ、 「ぜひ、当ててください…

ヒットするアイデアのキーワードを裏返すと……

年末、話題になりますのは、クリスマスだとかお歳暮だとか紅白歌合戦だとかカウントダウンだとか借金取りから逃れる方法だとかに限りません。 今年、何がヒットして来年はどんなものがヒットするのかといった話題が、ビジネス関係を中心に出回ります。 そう…

三題噺・休憩中

お題をいただきました。 『カレー』『名刺』『戦国時代』 喜・清やん。 清・何や。 喜・わい、名刺、作ってん。 清・こんなときにいきなり名刺、作ったって、そらどういうことや。 喜・まあ、見て。(名刺を渡す) 清・(受け取って)なんや、ひらがなで、き…

最後の『鬼平犯科帳』

現代の時代劇ドラマの最高峰といえば、『鬼平犯科帳』しかありません。 昨夜の『鬼平犯科帳スペシャル』(カンテレ)では、蟹江敬三さんが亡くなり小房の粂八こそ登場しませんでしたが、いつものエンディングテーマが胸に沁み入るところは変わりませんでした…

医学と戦国乱世のコラボレーション

最近になって山田風太郎さんの忍法帖シリーズを読みあさっています。 伊賀者や甲賀者、根来衆といった忍者がたくさん登場しますが、それぞれが得意としている技は、生身の人間の身体を切り離したりくっつけたり、あるいは身体の中を裏返したりと、忍術という…

去年の新聞を読む男

今朝、通勤電車の中で不思議な人を見ました。 ちょっと年配の男性で、座席に座って日経新聞を読んでいました。 その新聞を斜め後ろから何気なくのぞいてみると、紙面の左側には大相撲の照の富士関の勝った写真が掲載されており、その右側にはプロ野球、日本…

理想のうどん妻

香川県が作製した〈うどんかるた〉の、 『強いコシ 色白太め まるで妻』 に、 「よいイメージで受け取らない人もいるのでは……」 という指摘が電話であったために、かるたの販売を延期したそうです。 ちょっとした指摘ですぐになかったことにしてしまう、ある…

三題噺・クリスマスの夜の問題

お題は、『クリスマス』『数学』『一攫千金』です。 客・こんばんわ。 マ・いらっしゃい。 ……あら、今夜は一人? 客・ええ。 マ・クリスマスイブなのに、彼と一緒じゃないの? 客・だって、奥さんや子供と過ごさないといけないでしょ。 マ・そっか。だから、…

エチュードのお題

演劇のワークショップがどんなものか、以前から興味がありましたので、先日、某映画監督のワークショップに参加しました。 他の参加者は、役者志望の若者やすでに俳優として経験を積んでいる人たちがほとんどで、監督も新進気鋭の若手監督です。 ですから、…

数学の人生論

高校で数学を教えていらっしゃる若い先生から、 「マイナスとマイナスを足すと、どうしてプラスになるのか、不思議に思いませんか」 と問われて、 「そう言われてみると不思議ですね」 アタクシは高校卒業と同時に数学と縁を切っておりましたから、改めてそ…

買うてや、八つ橋。

久しぶりに京都四条界隈を歩いておりましたら、新しいお店ができていました。 ショーケースには小さな宝石のような何かがほんの数点、並んでいるだけでしたので、最初は宝石店かと思いましたが、そのショーケースの向こうにいた二人の女性店員は季節柄、例の…

ま、しょにょ〜

死後、復活した人気が衰えない政治家は、首相も務めた田中角栄氏ぐらいではないかと思います。 『日本列島改造論』などを標榜してトップに上り詰めながら、『ロッキード事件』で失脚するという、いわゆる清濁併せ吞むタイプの御仁でしたが、その語録がコンビ…

返し技の極意

修学旅行で行った先で、クラスメイトから普段は、〈のろま〉と蔑まれていた女子生徒が、実はその地域のお大名の正当な血筋を引く人物で、その土地の歴とした人々から敬意をもって迎えられたことから、世が世ならお姫様だったということを知らされたクラスメ…