2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

年を重ねると……

年を重ねると、何が増えてくるのでしょう。 「お前、しわが増えたな」 「あなただって、ずいぶん禿げたじゃない」 「誰のせいでこんな頭になったと思っているんだ!」 「あたしのしわだって、おんなじよ!」 年を重ねると、何が増えてくるのでしょう。 「お…

不思議と不気味

〈不思議と不気味〉には妖しさが香りますが、〈不気味と不思議〉になると、矛盾を感じてしまいます。 たとえば、〈人魚は不思議〉ですが、〈半魚人は不気味〉です。 けれども、〈不気味な人魚〉と〈不思議な半魚人〉となると、漫画になってしまいそうです。 …

困っていない人の真実?

世の中、コミュニケーション能力がないと人と、コミュニケーション能力がある人がいらっしゃるようです。 世の中、自分にはコミュニケーション能力がないと思っている人と、自分にはコミュニケーション能力があると思っている人がいらっしゃるようです。 世…

元気にしてくれる人

「みんなに元気を与えられる人になりたい」 「みんなを笑顔にしたい」 そんなことを口にする人がいらっしゃいますが、誰かに元気を与えられる人とは、どんな人でしょうか。 歌手やスポーツ選手など、著名人の言葉や活動に、元気をもらったとおっしゃる方は少…

髷物何者不心得者

昔の時代劇で、悪徳商人などと密談しているところを、天井裏や床下などから盗み聞きしている主人公の手先の存在に気づいた悪家老や悪代官が、そちらに視線を向けて発する言葉が、 「曲者」 昔の時代劇で、髭もじゃの豪傑を仕官させるために悪家老などが主君…

「もう、どうでもいいや」の勧め

「もう、どうでもいいや」 という捨て鉢な言葉を吐くと、 「そんな投げやりな気持ちでどうするんだ」 「それぐらいであきらめるな」 「そこで開き直るな」 などと周囲から嗜められますが、捨て鉢な気持ちは、自分の心を守るためのシステムが働いたから発生す…

愚痴グッチ

タレントのグッチ裕三さんの芸名の由来は、『愚痴言うぞ』だとばかり思っていましたが、世界的なブランド名にちなんだのこもしれません。 「グッチだなんて言っても、ディスカウントショップで買った中古品じゃないのって文句を言ってやったら、ほとんど新品…

【落語DEユーモア・コミュニケーション《ほめてオチつく会話術》】再び御案内

駅前にあるうどん屋さんに、閉店のお知らせが貼ってありました。 数年前に開店して立ち寄ったときに、場所はいいけど流行らないだろうな、このままだとわりと早く閉店になるだろうな、と思いました。 いまやブランドなった讃岐うどんを目玉に、ちょっと高め…

オーラレポート

オーラの研究を試みたことがあります。 オーラとは何か? 何よって発揮されるのか? なぜオーラが見えるのか? いろんな疑問がありますが、一つだけ、わかったことがありました。 世の中には、オーラの見える人と見えない人、あるいは感じられる人と感じられ…

選挙報道が始まると……

選挙報道が始まると、いつも疑問に思うことがあります。 「組織票を固めて当選する」 〈組織票〉という言葉があるということは、その組織に入っている人は、自分の本当の気持ち、自由意志は隠して、投票するということでしょうか。 もし、その組織に所属して…

素敵な出会い

『素敵な出会いがない』 これを言い換えると、 『素敵な出会いに気がついていない』 もしくは、 『素敵な出会いに気づく能力がない』 ということかもしれません。 私は、人に恵まれています。 政財界に特別な人脈があるわけではありませんが、危機的状況に陥…

みんなで天下を回しましょう!

「人生は金じゃない」 「世の中、金だけじゃない」 と、口にする人がいます。 たとえば、外資系企業の傘下に入った日本企業の生え抜きの社員が新製品の企画を提案すると、 『それが売れると断言できる根拠』 が必ず求められます。 提案した社員は、 「世の中…

桜の開花報道は不公平である!

桜だけ、それもソメイヨシノに限って、開花宣言報道されるのは不公平ではないかと思っているのは、私だけでしょうか。 同じ春の花なら、梅に鶯、観梅という言葉があり、平安の昔は、日本の花の代表だった梅でもいいのではないかと思います。 文字から言えば…

暴論・仮面ライダーから見える現代社会

映画《仮面ライダー3号》では、ショッカーが世界を征服したことになっているそうです。 私が〈ショッカーオタク〉だから申し上げるのでは決してありませんが、これは、素晴らしいことだと思います。なにしろ世界が一つになったわけですから…… しかし、仮面…

日本の和・世界の和

『和を以て貴しとなす』 これは、日本を象徴する言葉だと思われているようですが、はたして日本は本当にその通りの国なのでしょうか。 アメリカの宇宙飛行士に日本人が何人も選ばれていますが、選ばれているのは日本人ばかりではありません。 世界中から、つ…

選択肢を作る愉しみ

「選択肢は、もうこれしかない。二つに一つだ」 本当にそうでしょうか? 失恋すると、選択肢は無数に広がります。 仕事を辞めると、選択肢は無数に広がります。 家にこだわらないと、選択肢は無数に広がります。 世間体を気にしなくなると、選択肢は無数に広…

冗談じゃない冗談には冗談じゃない冗談を……言えたらいいかも

「こないだ、女房に断らずに、飲みにいって酔っぱらって夜中に家に帰ったら、敷居が高くて家に入れなくてね。おかしいなあと思ってよく見ると、これが塀だったんだ……ははははは……」 と、自分でくだらないことを口にして、自分で笑う人はまだ許せます。 「燃…

写楽と北斎のコミュニケーション

「日本を代表する浮世絵師と言えば、やはり東洲斎写楽と葛飾北斎でしょう」 これに対して、 「へえ、そうなんですか」 「ああ、やっぱり、そうですよね」 「そんなの常識だろ」 「じゃあ、日本の他に、その国を代表する浮世絵師って、誰? たとえば、アメリ…

柴田恭平さんから学べること

俳優の柴田恭平さんの独特の口調は、滑舌を意識した話し方ではないかと、つい最近、思うようになりました。 役者の基本は、発声と滑舌ですから、この二つのトレーニングは必須です。 ところが、同じく人前で話す仕事である、学校の先生は、発声練習も滑舌の…

桂米朝師を悼む。

桂米朝師がお亡くなりになりました。 衰退した上方落語の世界で、個性あふれる弟子を何人も育て、埋もれていた古典落語をいくつも再生されました。 弟子たち一門はもちろん、数多くのファンに慕われ、アンドロイドまで作られてしまうほど、人望も厚いお方で…

幸福自慢の不幸

「なに、たいしたことはありませんよ。うちは業界トップの会社ですから……」 と会社を自慢するサラリーマン。 「去年、長男は医者になって、次男は、先日、司法試験に合格しましたのよ」 と息子を自慢する母親。 「唯一の自慢は、炊事洗濯家事一般、一切やっ…

ハッピーバースデー!

「今日は、私の誕生日です」 そう言うと、ある人は、 「『諸人よ、思い知れかし、おのが身の、誕生の日は、母苦難の日』仏教では、誕生日はお母さんに感謝する日で、誰もが共通の母の日をわざわざこしらえる必要などないのに、クリスマスのケーキやバレンタ…

さる理論・そんなに俺が怖いのか

「サルでもできる〜」 と、よく言いますが、人間社会でサルにできることは、猿回しのサルぐらいではないかと思います。逆に、サルにできることを人間ができるかというと、それも難しいのではないかと思います。 昔、物真似大会に出て、ゴリラとニワトリの物…

かんじでかいててんつけて

にわにはわにににわにわとりがいる ははははななしはなしはなしをはなしなはしははなしなし かかしかしかかはなしかかしかかかしやかあかししかしかあかしししかあかしああかしあしかあやして 庭にはワニに二羽ニワトリがいる 母は花なし、歯なしは梨を放し…

【ほめてオチつく会話術】落語DEユーモア・コミュニケーション》セミナー

4月4日(土)午後2時〈1時半会場〉より、 ドーンセンター〈大阪府立男女共同参画・青少年センター〉(最寄り駅 京阪電車・地下鉄『天満橋駅』)にて、 《落語DEユーモア・コミュニケーション》セミナー【ほめてオチつく会話術】 を開催いたします。〈4…

最初に学んでおくべき大人の学び

カルチャーセンターなど、お稽古ごとに勤しむ人は少なくありません。 その教室に通われている生徒さんのための発表会や、そのお稽古ごとの全国大会も開催されているようです。 そうした発表会、全国大会に参加するためには、それなりの出費も必要ですし、そ…

罰当たり仏教小噺集

昔からある大仏様の小噺 「奈良の大仏様はいつ頃たったんですか?」 「坐ったままで、まだ立っていません」 落語にある仁王の小噺 お寺に忍び入った泥棒を見つけた仁王様がその泥棒を踏みつけますと、お腹の調子が悪かったのか、ぶーっとおならをして振り返…

厳しい世界 優しい職場

毒舌は受けます。 職場での陰口、悪口が、共感を呼ぶ場合もあります。 でも、毒舌を売りに長く芸能界で活躍している人は、おそらく、綾小路きみまろさんぐらいではないかと思います。 日本全国で年に100回以上催される、綾小路きみまろさんの講演会(毒舌…

五十音〈くり〉尽くし

甘栗毬栗 あいうえお えぐり疑り活け造り 勝ち栗木造 かきくけこ くすぐりガックリ九十九里 先ぐりしゃっくり さしすせそ 素潜りそっくり資金繰り 田作り乳繰り たちつてと 手作りでんぐり一升徳利 生栗荷造り なにぬねの 野の栗殴り寝て送り ハングリーびっ…

《コミュニケーションは言い訳だ》説

コミュニケーションの必要性が言われて久しいということについて、これまでもお話して参りましたが、実は根本的な問題を誤認した結果か、そうでなければ、すり替え的言い訳として、コミュニケーションの必要性が利用されているのではないかと、つい最近、考…