イー!

昭和の仮面ライダーと平成の仮面ライダーの違いは、どこにあるのでしょうか?

昭和の仮面ライダーでは、世界制覇を目指す組織と戦っていましたが、平成の仮面ライダーでは、敵対する組織は、必ずしも世界の征服を目的にしているわけではありません。組織とは言えない怪人たちの集団もあります。あるいは、仮面ライダー同士が争うケースもあります。

昭和の仮面ライダーでは、ショッカーなど悪の組織の構成員は、基本的には人間でしたが、平成の仮面ライダーでは、(ストーリーが展開する中で人間が敵対するパターンもありますが……)異世界の生物、生命体が蘇生、あるいは侵入して敵対する、という形が基本です。

ですから、そこに登場する戦闘員的な働きをする者たちは、人間ではありません。

ところが、昭和の仮面ライダーで現在も根強い人気を誇る戦闘員は人間でした。その戦闘員を見ながら、彼らはいったいどういう経緯でショッカーに入ったのだろうか、という疑問を持っていました。

私の他にも、同じ疑問を抱く子供が少なからずいたのかもしれません。

『怪人と同じく誘拐されはしたけれど、怪人には適さない者が脳改造手術を受けて戦闘員として働かされている』

ストーリーが展開する中で、そういう説明があったように記憶しています。

でも、自らの意思でショッカーに入ってきた戦闘員もあったのではないだろうか?

もしそうだとしたら、なぜ自らすすんでショッカーに入ったのだろうか?

もしかすると、戦闘員でも、怪人になってさらにゾル大佐や死神博士地獄大使のような幹部を目指す者もいたのではないだろうか?

 

最近のニュースの画像を見ながら、不謹慎にも、ふと、そんなことを思い出してしまいました。