暑さを凌ぐ技術と発想

本日の『美の京都遺産』(MBSテレビ)によりますと、京団扇の竹の骨に紙を貼る技術は、障子の桟に紙を貼る技術と同じだそうです。

さらに、京団扇は、表の絵に裏の絵を合わせますが、その技術は、浮世絵の摺り師の、複数の色を一枚に重ねる技術に伝承されているのではないかと思います。

 

日本人の技術力については、手先の器用さが何かと注目を集めますが、その技術を支えているのは、実は発想力、工夫を重ねる根気強さにあるのではないかと思います。

 

たとえば、日本人が器用だとされる例として、他国には見られない折り紙がよく取り上げられます。

もちろん、手先の器用さを象徴する例には違いありませんが、一枚の紙から鶴を形作る発想こそ、日本人の真骨頂と言えるのではないかと思います。

 

今日も全国的に暑くなるそうですが、クーラーに頼らず、団扇や扇にも劣らぬ発想で凌げるのではないかと思います。

一つ、例をあげると、

「誰じゃダジャレを言うのは……」