究極の芸

旭堂南左衛門さんの三回目の『講釈師40年記念講談会』。

お客さんの入りは前回より少なくはありましたが、おかげで最前列で堪能することができました。

 

ゲストの浪曲師、天光軒満月さんの『俵星玄蕃』を間近で見ることができましたのも、とてもよろしゅうございましたが、なんと申しましても、圧巻は、『吉原百人斬り・お紺殺し』でございました。

照明を落とした高座に浮かび上がる南左衛門さんの世界に、たった一人でそこに居合わせているような感覚は、これまで感じたことはありませんでした。

「恐ろしい話を聞いている」

というよりも、

「お紺殺しの現場に居合わせている共犯者」

に近い心境になっていたと表現するのが、もっとも適切かもしれません。

 

終演後の宴会では、この道38年の満月さんから、カラオケ上達の秘訣をたっぷりと伝授していただきました。

 

これで、カラオケ大会は……ふふふ……