東京オリンピックのエンブレムの盗用疑惑が指摘されたときに、デザイナーが知らずに作成することはよくあることだと擁護する意見がありました。
でも、それが氷山の一角ではないかと疑念を持つ人が少なからずいらっしゃったのでしょう。
盗用を疑われる作品が、あちこちから出てきました。
例の号泣議員の政務活動費の不正が発覚したときには、それこそ氷山の一角ではないかと言われ、全国の地方議員の政務活動費について厳しいチェックが行われました。
何かトラブルが発生したときには、それを偶然の事象と捉えるよりは、氷山の一角と考える方がいいのではないかと思います。
「すいません。ちょっとしたうっかりミスで、今回、たまたまこんなことになってしまいまして……」
「そうか。次から、気をつけるように……」
で、済ませるか、
「たまたま? うっかりミス? これ、もし、私が気がつかなかったら、キミ、そのまま隠蔽していたんじゃないのか?」
「そんな滅相もない」
「それなら、ちょっと調べてみようか。今回のミスは氷山の一角で、他にもミスを隠蔽しているのではないか……」
アタシとしては、偶然の事象と捉えてもらう方がありがたいような……