方言バイリンガル

ある若い女性とお話をされていた方が、

「ご出身は、どちらですか?」

と質問されました。

「九州ですが、どうしてですか?」

「言葉が、微妙に違うので、どちらの方かと思いまして……」

という会話から、

「でも、九州に帰ると九州弁になるんですけど、それでも大阪弁が出ることもあって、そんなときに、大阪にかぶれてる、と言われて……」

 

面白いもので、大阪に来て故郷の方言を使うと、

「田舎者」

と誹られ、故郷に帰ってうっかり大阪弁が口をついて出ると、

「大阪にかぶれてる」

と非難されます。

逆に大阪の人間が他の地域に行って大阪弁でまくしたてようものなら、たちまち、

「大阪から来た奴は信用できんぜよ〜」

てなことになります。

でも、一般には東京の言葉を中心に編み出された、歴史の浅い標準語が求められます。

 

もし、そんな非難をする者がいたなら、

大阪弁と九州弁ともう一つ、標準語も使えるバイリンガルです」

ぐらいは言い返すべきではないかと思います。

なんなら、

「え? なに? あんさん大阪弁しかしゃべれまへんのんか? ほんま、ビックリポンや! 今やバイリンガルの時代でっせ。あんさん、今どきのお方やおまへんな〜 はははー」

てなことも、大阪弁でかましたったらええんやないかと思います。

もちろん、

「われ、なめてけつかんのか〜!」

って、言われたら、

「誰が、なめちゅうぜよ〜」

「どなたはんがなめてはるんどすか?」

「なめているのは、キミのほうじゃないのかな……」

バイリンガル3連発ぐらいかましたってもええんやないかと、思うてまんねんどすえぜよ〜。