変に嫌われる勇気

日本(あるいは日本人)のここか変だ……

てなことをテーマにしたテレビ番組や書籍があって、日本に住む外国人の中にも日本人は変だと訴える方がいらっしゃるようです。

 

でも、日本の忍者はかなり変だと思いますが、そんなことを言うどころか、多くの外国人は、忍者をかっこいいと思っています。

昔は、タコを食べる日本人は変な民族だと思われていたようですが、今では寿司屋に入ってタコを食べる欧米人もいらっしゃるようです。

 

個性が大事だ、オリジナリティが大切だと言いながら、

「あんた、ちょっと変だよ」

と言われると、すぐに動揺する人は少なくないと思います。

中には相手を批難するために、

「あんたは変!」

と言う輩も存在するぐらいです。

だから、反対に、

「あなたは世界にたった一人の個性ある存在だ!」

なんてことをテーマにした歌とか映像とかテレビ番組とか本とかがヒットするのではないかと思います。

 

外国人に変だと言われて動揺するところこそ、実は日本人の変なところではないかと思います。

 

アドラーの心理学から、

『嫌われる勇気』

という言葉が昨今耳目に触れますが、ついでに、

『変だと言われる勇気』

なんてことも言うと、やっぱりヒットするのではないかと思います。

 

「もちろんアタシは変だと言われる勇気を持っているつもりだ」

と、久しぶりに例の友人に言ったところ、

「キミの場合、勇気じゃなくて快感だろう」

って、図星を指された上に、

「まあ、キミの場合、変だと言われて女性にも嫌われていることだし……」