人間万事電車の故障

昨日、アタシが乗った電車は結局目的地まで行くことなく、途中の駅で回送電車となりまして、次の電車を待つか、他の路線に乗り換えるか、という選択を迫られ、いつくるか分からぬ次の電車を待つよりは、たまには違う路線に乗るのもいいかという呑気な気分も浮かんでそっちに乗りましたが、こちらもものすごい混みようでこりゃ大変な目に遭ったと嘆きながら、それども今日は月末で、これだけの災難に遭遇すると、『禍福は糾える縄の如し』『人間万事塞翁が馬』だから、月が変わる明日からはきっといいいことがあるに違いないと考えておりましたが、その明日、今日になっても一向にいいことがありません。

 

おかしいなぁ、と思いながら、昨日のことを思い返しますと、うれしがって普段使わない別の電車に乗って、そこがぎゅうぎゅう詰めでも隣の吊り革につかまっていたのは若くて美しい女性で、もちろん、肩から腕が密着し、電車のトラブルを正当な理由として職場には堂々と、そしてぶらぶら遅れていったわけですから、これは災い、災難ではなく、幸運なことだと神様に解釈されているとなりますと……

 

電車の故障でほんまに難儀された方には、申し訳ないブログでありますが、どうかお許しくださいませ。