ついに、トランプ氏がアメリカの次期大統領に決まりました。
日本や世界に、どのような影響があるのか、という点から、あえて目を背けて言うなら、
「面白くなっていやがってぜ」
というところです。
フィリピンの暴言大統領にも、同じ感想を持ちましたが、両氏には、過激で品がない、といった、共通の評価が下されているようです。
これは、君子や人徳者は、実はリーダーにふさわしくないということに、もしかしたら多くの人が気づいたからではないかと思います。
『悪いヤツほど出世する』(著作・ジェフリーフェアファー氏 翻訳・村井章子氏 日本経済新聞社)にも、同様のことが記されているようです。
そういえば、
『悪い奴ほどよく眠る』
『憎まれっ子世にはばかる』
てな言葉も昔からありますし、何より、君子や人徳者に求められる条件があまりに厳しすぎて、それでリーダーをやれる人物など、世の中にそうそう存在しないのではないかと思います。
「だからアタシはリーダーにはなれないんだな」
と、例の友人に申しましたところ、
「だからと言って、キミが、君子、人徳者だと言うことにはならない、ということも、よくわかっているよね」