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ニツポンの三大アリバイ会議

今では組織から距離を置いた生活をしておりますから、会議に呼ばれたり宴会に呼ばれたりすることがすっかりなくなりました。

かろうじて、伝楽亭の打ち上げやら忘年会やらに参加者いたしておりますが、ここは世間様とは違う世界でございます。

 

公的な課題について公的な会議が行われたという報道を見ておりますと、おそらく地位のある高名な関係者が何人も集まって黙って座っている映像が流されていますが、テレビカメラを前にしているためか、皆さん、済ました顔で黙って座っておられるだけです。

画面に映されている参加者だけでもかなりいらっしゃるように思いますが、さて、これで一時間なり二時間なりの会議で、いったいどれほどの方がどんな発言をされるのだろうと、そうした映像を目にする度に疑問に思ってしまいます。

そんな会議って、きっと面白くないだろうし、こんな会議を実施しましたよ、てなアリバイ工作にも使われているような気がいたします。

昨年から話題になっております東京の市場移転の悶着なんてのは、そんなアリバイ会議の代表例のようなものではないかと密かに思ってしまっておりますのは、果たしてアタクシだけでございましょうか……

 

無駄な会議か有益な会議かという問題は、昔から言われております。

小田原評定なんてのは無駄な会議の最たるもので、そんなことなら井戸端会議のほうが面白いという点でははるかに有意義ではないかなんて不届きなことも思っておりますが……

 

「ええ、では、無駄な会議の削減について、今日は忌憚のない意見を求めたい…… 誰か…… どうしてみんな黙っているんだ」

「では、思い切って言います」

「おお」

「削減すべきは、管理職が忌憚のない意見を求める会議……」

 

「ええ、では、次に有益な会議のあり方について、提案があれば」

「はい!」

「おお、今度は早いな」

「はい、伝楽亭の打ち上げの『ときうどん論議』のような会議」

 

すいません。

やっぱりうまいオチにできませんでした……