活版印刷と判じ物

昨日、散髪を終えて奈良町界隈をぶらぶらしておりましたら、ギャラリーの看板が目に入りましたので、ちょいと立ち寄りましたところ、その昔、活版印刷で使われていた、木製の活字と、鉛製の活字が展示されていました。

展示している印刷会社の活字で、商店のロゴの他に、切符の活字もありました。

「単に書籍の印刷だけではなく、鉄道の切符も活版印刷だったんですね」

ギャラリーで応対してくださった女性と、そんな話をしながら、反対側の棚に多種多様な手ぬぐいが並べられているのにも気がついて、その中の一つの柄の判じ物を見ながら、

「へえ、『かまわぬ』もあるんですね」

と申しましたら、

「これがお読みになれるんですね」

と感心されて、そこからまた、

「修学旅行生や外国の観光客の方も買って行きます」

「お弁当箱を包むのにも使えます」

てな、手ぬぐいのあれやこれやについて話が弾み、結局、手ぬぐいを一つ、買ってしまいました……

 

本日、伝楽亭にて午後二時より開催致します『三題噺の会』で、その手ぬぐいを御披露いたしますので、どうぞお越しください。

 

(やっぱり宣伝か〜!)