ゴルゴ13・パート5〜俺を試したのか〜

今日も外務省のホームページに『ゴルゴ13』が掲載されていました。

日本の中堅企業がゴルゴ13に危険を避けるためにはどうすればいいかという依頼に、情報収集の重要性を説く話でしたが、情報収集のポイントについて、依頼者はよくわかっていました。

その依頼者に向かって、

「俺を試したのか?」

ゴルゴ13は鋭い視線を投げましたが、依頼者は平然と、

「あなたのことは調べました」

でも、それについて、あとは何事もありませんでした。

通常、試されるようなことをされてゴルゴ13が黙っていることはなく、少なくとも、

「二度と俺を試すな」

と、一言残します。

 

ボクらのゴルゴ13は、日本の外務省の提灯持ちに成り下がって、かっこばかりの腑抜けになってしまったようです。

こんなことなら、一日でも早く外務省との契約を解除し、アメリカが密かに企んでいるという、K国首領様の斬首計画を引き受けて狙撃するとか、ISに潜入して組織を壊滅させるとか、もう、ぎりぎりの線で活躍してもらいたいと、切に願っておりますが……

 

ズキューン!

 

ゴルゴ13のときだけ、ズキューンで無理矢理オチをつけて、オレたち読者を試しているのか)