山本リンダさんの不条理ソングによって明らかになったこと……

昨日、経済学の先生とお話した際、獄中から警視庁に、別の殺人に関与したことを告白する手紙を送った死刑囚が再逮捕されたという報道が話題になりました。

「良心に呵責に耐えられなくなったんでしょうね」

なんてことを申し上げましたところ、

「これで、すぐに死刑になることはなくなったんですよ。新たな事件について、改めて裁判が開かれますからね」

「ああ、なるほど、死刑が執行されるか、毎日、不安に思いながら獄中で過ごす死刑囚ですから、そうなると、少なくとも最高裁までは死刑に怯えることなく、生きていけるということなんですね」

「ほんとうに良心の呵責から過去の罪を告白したのかもしれませんが、もしそうでなかったとしたら、社会のシステムというのは、非情に不条理ものだということになりますよね」

 

先日、人間のくずとも言えるような人間を命がけで護衛しなければならないという不条理な映画『藁の楯』を見たばかりでしたから、その映画の話もしながら、世の中、いかに不条理なことが多いかということで、周囲にいらっしゃった人々も巻きこんで、かなり盛り上がりました。

アタクシ、つい調子に乗ってしまいまして、

「そう言えば、昔、山本リンダさんが歌った不条理ソングがありましたよね」

「え、そんな歌、ありましたっけ」

「もう、道理もとおらない〜🎶」

聞いていて笑ったか笑わなかったで、周囲の人々の、特に女性の年齢がわかってしまったようでした……