今日の《サワコの朝》は、これまでのゲスト、13人の言葉を集めた特別編でした。
《元気な時にしか暗い歌は書けない》
というお言葉には、納得するばかりでございました。
林修先生は、あれこれやってみて、自分に向いていないことを人生から取り除いていかれたことは、放送された時にもおっしゃっていたかと思いますが、未公開映像でも、ラグビー部に入部されて、
《才能のない奴がいくらやっても得るものはない》
と悟られたことを述べておられました。
これは、ビートたけし氏の、
《自分にしかない才能があるなんて嘘だ》
や
《生きがいというのは死ぬ前に気づくもの》
という言葉と通底するところがあるように思います。
夢とか希望とか個性などという言葉がイメージさせる明るい未来は、実は幻想に過ぎないということを思い知らせるような考え方を示す言葉ですが、ポジティブな思想ばかりをよしとる世の中に胡散臭さをうすうす感じている大衆の心を、彼らは掴んでいるのかもしれません。
ポジティブな言葉に、アタクシも胡散臭さを感じてはいますが、だからと言って、明るい幻想を否定してしまうと、ちょっと生きるのが辛くなるのも事実でして……