〝ちゃん〟付け警視殿に《親しき仲にも礼儀あり》

YOKIURIONLINEに、警視庁に勤める40歳代の女性警視が、元同僚の男性警視に、〝ちゃん〟付けで呼ばれ、職場や酒席でセクハラ行為を受けて精神疾患になり、警視庁が公務災害と認定したという記事が掲載されていました。

 

女子テニスの大坂なおみ選手は、ファンに何と呼ばれたいかという質問に、

「なおみちゃん」

とインタビューで答えていました。

 

男女にかかわらず、幼いころから知っている近所のおばさんやおっちゃん、幼なじみに、〝ちゃん〟付けで呼ばれることに抵抗を感じる人はいないように思います。

 

大坂なおみさんのように、ファンには〝ちゃん〟付けで呼んでもらいたいとか、職場で皆が親しみをこめて、たとえば、はまちゃん、と呼ぶことを本人も認めているとかということだったら、かまいませんが、そうでなければ大人の関係として相手の名前に〝ちゃん〟を付けるのは、いかがなものと思うのは、アタクシでだけではないように思います。

 

むしろ、

「こいつはオレをなめてけつかんのか!」

と眉間にしわを寄せて瞳から怒りのビームを誰でも発射するのではないかと思います。

 

報じられている警視殿の他にも、世の中には、

 

〈〝ちゃん〟を付けたら親しくなれる〉

 

と誤解されている方がいらっしゃるように思いますが、先に、

 

《親しき仲にも礼儀あり》

 

を胸に刻み込んでおかなければいけないように思います。

 

え?

(それでオマエも失敗しるやろ)

 

なんでわかりましたんや……