夏の縁遊会レポート

本日、伝楽亭にて『夏の縁遊会』が開かれました。

 

夏の落語をかかし師、こなん師、みたらし嬢、美猫嬢、無眠師、五人が披露しくださいました。

 

面白かったのは、のっけのかかし師の、『青菜』と『風呂敷』を合わせた新作?落語で、二つの古典落語を混ぜてこしらえた落語は、おそらく初めてではないかと思います。

もちろん、他の落語の一部を別の落語に取り入れるなんてことは、今の古典落語からもうかがえますが、完成した形で伝えられていた、二つの古典落語を合わせた落語を考えついたかかし師こそ、落語の申し子と言ってもいいのではないかと思いました。

 

こなん師は、自分がやっていて楽しい『おはな半七』を、みたらし嬢は『皿屋敷』を、美猫嬢は『思い出屋』を、それぞれ披露してくださいました。

 

あいうえお順で出番が決められてトリを務めた無眠師は『千両みかん』をたっぷりときかせてくださいました。

 

お客様も二十名を超え、盛況な会になり、その後の打ち上げにも参加したかったのですが、アタクシ、残念ながら出られず、そこでどんな◯◯が繰り広げられたのか、皆様にご報告できないのが、心残りでございます……