一昨年、「大学共通テスト」の課題を探る「プレテスト」が行われた際、採点を委託された、ベネッセの関連会社が、みずから採点者であることをうたって、自社の模試の資料を高校の先生に配布していたことがわかり、萩生田文部科学大臣は、厳重に講義する考えを示したそうです。
時代劇では、大店が、〝幕府御用達〟〝ホニャララ藩御用達〟てな看板をあげて堂々と営業活動をしていたかと思います。
入札で自治体から工事を請け負ったら、そのまま会社の宣伝になります。
入札に参加できるだけで信用があって、しかも落札できたら、
「いやあ、今度、お上の工事を請け負いましてな……」
なんて宣伝を、誰も批難しません。
ベネッセの関連会社は、当たり前の営業活動をしただけかと思います。
もし、それを批難するなら、お上は事前に、
「宣伝に使うたらあきまへんで……」
と釘の一本でも刺しておくべきかと思いますが、その辺り、どうなっていたのでしょうか?
そんなことすら怠って、事後に厳重講義なんて、どないなもんでっかいな……
でなかったら、
「最初から民間企業なんかあてにせず、お上の試験なんやから、自前でなんとかせんかい!」
と言いたいところで……
ぼか! どす! ごん!
すんまへん。
言い過ぎました……