フランシスコ教皇の言葉

来日している、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、長崎に続いて広島でスピーチをされました。

核爆弾を落とされた日本を忘れることなく、核兵器の廃絶を訴えるばかりでありません。

 

〈私は、声を発しても耳を貸してもらえない人々の声になりたい〉

と述べられ、不平等、不正義、暴力、地球環境といったストレスを抱える、現代を生きる人々を救いたいというメッセージを伝えられました。

 

〈声を発しても耳を貸してもらえない人々の声〉

 

とは、つまりそうしたストレスを抱えながら今という時代を生きる人々の訴え、願いであるかと思います。

それらに自ら耳を傾けて、平等で正義が行われ、ともにこの地球で生きていけるような世界を築くという信念の表明であり、また実際にそうした人々の声になって発信しているということでもあるかと思います。

 

来日されている教皇に世界中で多くの人が注目し、またそのメッセージを受けとり、実行に移してくれれば……

 

アタクシも、

〈耳を貸してもらえない人の声になりたい〉

と例によって例の友人に語りましたら、

「キミの場合、誰がキミの声に耳を傾けてくれたっけ……」