《そこまで言って委員会NP》ざこば師匠がいらっしゃらないから……

過日、桂ざこば師匠が脳梗塞で緊急入院され、本日の《そこまで言って委員会NP》に、そのお姿はありませんでした。

 

そのせいかどうかはわかりませんが、いつも以上に須田先生がご活躍されていたように感じました。

 

本日のテーマは『鑑定』でしたが、特に『精神鑑定』では、その手法の一つとして課された、〈実の成る木〉を描いたレギュラー陣の絵に、専門家の先生がコメントされるたんびに、ああだこうだと、須田先生はツッコミを入れておられました。

たぶん、当初は真面目な評論家としてご出演されていたかと思いますし、かつてはアタクシもそいうイメージで拝見しておりましたが、たとえば今日の《そこまで言って委員会NP》を、須田先生が何者かよく知らない人が見たら、新手のお笑いタレントが登場したように思うのではないかと感じたほどでした。

 

最近は、落語家やお笑いタレントであるはずなのに、コメンテーターとして真面目な意見を述べている方をお見かけすることがあります。

旧帝国大学を卒業してなんでわざわざお笑い業界を目指したの?」

なんて問いたいような御仁もいらっっしゃるようになって、それもウリの一つになっているご時世なんでしょうが、須田先生は、その逆を狙っているかのようにも見えます。

 

お笑いタレントなのにちょいとインテリゲンチャ、というよりも、インテリゲンチャだけどツッコミ上手ボケ上手、というほうが面白いのではないかと、アタクシ、個人的には思っております。

ですから、本日の『DNA鑑定』『精神鑑定』『薬物鑑定』『不動産鑑定』の他に、須田先生の『人物鑑定』なんてのがあったら、もっと面白かったのではないかと、勝手なことを思ってしまった、本日の《そこまで言って委員会NP》でございました。

サワコの朝から〜名取裕子さんと阿吽の呼吸〜

今日の《サワコの朝》のゲストは、女優の名取裕子さんでした。

いつも、阿川佐和子さんとゲストの会話が楽しく交わされてはいますが、今日のお二人のやり取りは、特にステキだったと思います。

 

思い出の曲で、名取裕子さんのデビューに関わる『サラダガール』が終って、

「昔は、新鮮なサラダだったのが、今では、ひじきとお豆の……」

名取裕子さんが口を開かれたときに、すかさず、

「サラダを食べていますもんね」

二人で爆笑!

 

以前に面識もあったお二人のようですが、それでもこれだけの会話が交わせる相手というのは、なかなかいないように思います。

 

昨日、

「体調は、どうですか?」

と、職場で近くに座る方から声をかけられましたので、

「体調はエライだけで、やっぱり副隊長の方がよろしゅうございます」

と応じましたら、相手の方は、怪訝な表情をされました。

「隊長は一番エライ人ですから、それよりエラくない副隊長の方が、アタシはいいように思うております」

それで、

「ああ……」

と、わかってもらいました。

 

世の中、阿吽の呼吸で会話が交わせる人は、案外、少ないのかもしれません。

てなことを例によって例の友人に話しましたところ、

「いったい、世界中のどこにキミと阿吽の呼吸で会話ができる人間が存在するんだ」

と、いつものオチのようなことを申しましたので、アタクシ、すかさず、例の友人を指差しました……

 

ゴルゴ13・パート12〜恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる〜

今朝、留五郎さんからメールをいただきました。

「土曜日は《サワコの朝》、《日曜日はそこまで言って委員会NP》ですね……」

でも、

「昨日、金曜日は外務省のゴルゴ13やなかったんかい!」

という叱責のお言葉はありませんでした……

 

外務省のホームページに掲載されている、今回のゴルゴ13は、銃声や爆発音がしたら〈伏せる〉。

次に〈逃げる〉。

それができなければ〈隠れる〉。

という具体的な教えがあってよかったと思います。

特に、

「死の恐怖、恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる」

という台詞は、ゴルゴ13でなければ、出てこない言葉ではないかと思いました。

 

ところが、芥川龍之介先生の『羅生門』では、死人の髪を抜く老婆を見て、主人公の下人が最初に感じたのは、〝六分の恐怖と四分の好奇心〟でした。

 

日本国内で銃声がしても、それだけですぐに伏せる人はいません。

「あ、今の何や、銃声か。どっからしたんやろ。なんやったらスマホで撮って、テレビ局に……」

なんてことを考える方もおられるのではないかと思います。

八分の好奇心と二分の損得勘定が心を支配するばかりで、ライフルを持った男が目前に現れない限り、一分の恐怖心すら感じないかもしれません。

 

そう言えば、昔、

「銃を持った北◯◯の兵士たちが不意に現れたら、日本の平和ボケもましになるのではないか……」

などと、のたまわった御仁もいらっしゃいました……

 

ちなみに、今回のゴルゴ13は先週の続きで、前回、ゴルゴ13が特注した髭の謎が解明されました。

でも、そんな必要があったのかと……

 

ズキューン!

 

伏せろ!

ジャイアンツの記録更新止まる!

昨日、球団連敗記録を一つ更新して、先ほど、ジャイアンツが勝ちました。

連敗記録が注目されば注目されるほど、高橋監督のプレッシャーも並たいていではなかったと思いますが、いい意味でもそうでなくても、周囲の期待が高まれば高まるほど、その結果は裏切られるのが、世の常かとも思います。

 

記録更新が途絶えてちょっぴり残念ではありますが、アンチ巨人のアタクシどもは、巨人が、弱いままでいられては困ります。

適度に強く、偉そうにしていてもらわねば、ワレワレはアンチではなく、ただの弱いものを嬲りものにする下衆に堕してしまいますから……

 

ところで、プロ野球界の記録と言えば、楽天も則本投手の連続二桁奪三振記録です。

8試合連続は、アメリカ大リーグの記録に肩を並べる偉業で、こちらは名誉ある記録です。

こちらは、将棋の藤井四段の連勝記録とともに、遠慮なく更新していってほしいところですが、いずれ記録は途絶え、やがて誰かに塗り替えられる運命であることに変わりはありません。

 

アタクシも何かの記録更新をしたいものだと、例の友人にいたしましたところ、

「キミの場合、記録の更新よりも記憶の再生が先決問題ではないか」

と言われてしまいました……

記録更新のチャンス!〜藤井四段とジャイアンツ〜

昨日、中学生でプロとなった将棋の藤井四段のデビュー以来の連勝が、単独3位の23となりました。

最高記録は、神谷広志八段の28連勝だそうですが、せっかくのチャンスですから、29、30と、記録を更新してもらえたら、うれしく思います。

 

昨日、ジャイアンツが12連敗となり、球団ワースト記録を更新してしまいました。

日本のプロ野球界の連敗記録は、ロッテの18連敗だそうですが、せっかくのチャンスを生かして、連敗記録を19、20と更新してもらいたいと思っております。

 

連勝はもちろん、連敗もなかなか難しいのではないかと思います。

なにしろ、相手があることですから、たとえば新記録達成となるかもしれない試合の対戦相手も、それなりに緊張するかもしれませんし、反対になめてかった結果、巨人の連敗新記録達成を阻止してしまうかもしれませんから……

 

とはいえ、『メイクミラクル』の巨人ですから、気がつくとシーズンの終盤には、優勝争いをしているかもしれません。

そうなりますと、スタートダッシュで調子のよかった阪神も、やっぱりこんなものか、とファンの期待に応えてくれるようにも思います。

 

アタクシ、基本的にはアンチ巨人でございますが、弱いまんまの巨人では少し物足りなく思いながら、ここ数年は、ちょっぴり広島ファンにもなっております。

 

ちなみに、藤井四段には人工知能にも勝ってもらいたいな、なんてことも、密かに思っております。

日本の言論の不自由論

内田樹さんの『呪いの時代』に、

〈自分の語る命題が真理であるとあらかじめわかっている人は「言論の自由」を望まない〉

とあります。

 

主催者に対する執拗な中止要請のために、作家の百田尚樹さんの講演会が中止に追い込まれたという報道が、昨日の産經新聞に掲載されていました。

政府、特に与党の政策については、言論の自由が弾圧される、なんてことを報道する新聞社は、このニュースを取り上げていないようです。

 

国会で飛ばされるヤジも、発言を妨げる行為かと思いますが、飛ばしている議員は、自分のやっていることがよくわかっていない輩なのかもしれません。

 

自由な発言は、どこかで誰かを傷つけたり不快にさせたりします。

 

内田樹さんの著書に従えば、自分が正しいと思い込んでいる人は、決して他者の言論を許しません。

 

ほんとうは、日本に言論の自由なんてないのかもしれません。

誰にも言論の自由が認められているなんて、実は幻想でしかないのかもしれません。

 

そう考えると、不自由が当たり前の中で、我々はどうやって自分の考えを発するか、工夫をする必要があるのではないかと思いますが、最後は、やっぱり、声の大きな奴が勝つ、ということになりましょうか……

 

アタクシ、カラオケでかなり大きな声が出せるようになっているはずなんですが、誰も耳を傾けてはくれません。

いや、誰も耳を傾けてくれないからこそ、アタシの言論の自由は保証されている、と言えるのかもしれません……

外来種のオチ

オーストラリでは、カンガルーとの交通事故を防ぐために、カンガルーを捕獲して安全な地域へ移住させている、という報道をNHKのニュースで見かけ、奈良の鹿を思い出しました。

奈良の鹿も交通事故で何頭も命を落としていますが、移住させる案などありません。

春日大社のお使いとされ、国の天然記念物になっていましから、そんな選択肢は最初からありませんが……

 

外来種によって在来種が絶滅の危機に陥っているという例は、琵琶湖を代表例に報道もされ、その外来種の駆除のための釣り大会が開催された、てな報道も見かけます。

 

実は、カンガルーや鹿にとって、車を持ち込んだ人間こそが、絶滅の危機を招く外来種ではないか、と考えることもできるのではないかと思います。

 

ただ、外来種の襲来は、自然界では案外珍しいことではないように思いますし、人間も外来種によって滅亡の危機に曝される可能性もあるかもしれません。

そうした設定で人類が危機に陥る話は、映画や漫画でも見かけられますが、まあ、だいたいは人間の知恵と勇気で克服する形で終るようです。

 

そう考えると、カンガルーや鹿も、外来種である人間を知恵と鹿で撃退してもいいように思いますが……

 

えーと……

ここまで書いて、オチをどうしようかな、と考えておりますが……

やっぱり、しっか(鹿)りと考える〜(カンガルー)……

 

ボカ! ドス! バキッ!