サワコの朝から〜藤竜也さんの教え〜

今日の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、俳優の藤竜也さんでした。

 

かっこいい藤竜也さんの恋の極意は、

「求めよ、さらば与えられん」

だそうですが、いくら念じてもアタクシ、与えられたようなことはありません。

これはかっこいい人だから言えることなんじゃないのかと思いながらも、そんなにかっこいいことはないのにもてている知人の顔が、何人か浮かんできました……

誰のどんな言葉を耳にしても、

「それはあの人だから言えることであって……」

なんて言い訳をしているうちは、何事も成就しないということなんでしょうか……

 

自分を使ってもらおうと念じてある映画監督に近づいたときに、

「『君には何もない』と言われたことが、一番価値のある言葉」

と述べられたときに、先日、《徹子の部屋》(ABCテレビ)のゲストでおいでになっていた、かつてのアイドルで今は警備員の仕事をされている沖雅也さんの、

「恵まれていないことも、恵まれていること」

を、思い出しました。

 

たとえ自分に何もなくても、恵まれていなくても、念じればもてるようになるということかと……

 

え?

(アンサン、間違うてまっせ!)

三題噺に使えそうな線香問題の比喩揶揄表現

茂木経済再生担当大臣の線香配布問題にツッコミを入れていた野党のうち、希望の党の玉木代表も線香を配っていたことが明らかになって、

お家芸の「ブーメラン」のDNAは連綿と息づいている』

産經新聞が記載しております。

 

玉木代表は言うまでもなく以前は民進党の議員で、その民進党には与党にツッコミを入れたことが我が身に返ってきて困りました…… なんて過去がありますから、それを踏まえて、

お家芸

〈ブーメラン〉

〈DNA〉

とよく使われる比喩言葉を三つ並べて揶揄したところに感心いたしましたのは、アタクシの心がちょっとネジ曲がっているせいかもしれませんが、これが、三題噺のお題になるのではないかとも思いました。

 

今月、17日(土)午後2時から伝楽亭において開催される《第1回自作落語の会》に出演いたしますので、それまでに考えてみようかとも思いました。

 

ちなみに、三題噺に飽きた近江家八景師が新たに始められた《自作落語の会》ですが、出演メンバーは、いつもの梅丹亭こなん師がゲストの藤乃家美里師に変わっただけで、あとはかかし師、玄関師と、《三題噺の会》と同じです。

ですから、チラシも、タイトルを《自作落語の会》と変えただけで……

 

そんなんでよろしければ、お越し下さい……

 

え?

(こらっ! 最初の話題が、いつのまにか消えてるやないか!)

ええ、線香ですから……

音声データ発見か? 「もりかけ蕎麦問題はどうなりますか……」

昭恵夫人から電話〉〈音声データ〉

てな見出しを目にして、

「財務室長と面会した直後に、昭恵夫人から、『どうなりましたか、頑張ってください』という電話があった……」

という記事を読んで、昭恵夫人の肉声が録音されている音声データが出てきたのか、とつい早とちりしてしまったのは、アタクシだけでしょうか……

 

よく読んでみますと、

「財務室長と面会した直後に、昭恵夫人から、『どうなりましたか、頑張ってください』という電話があった……」

という籠池氏の音声データで、昭恵夫人の声が新しく出てきたわけではないようです。

 

毎週火曜日にカンテレで放送されている『ファイナルカット』にあるような、取材側の都合のよい場面を編集する、てなマスメディアにありそうな小細工よりレベルの低い話のように感じますが、そんなもんに国会の時間を浪費するな……と思ってしまったのは、アタクシだけでしょうか……

 

音声データであれ映像データであれ、一瞬の事実を示すものかもしれませんが、それが真実を証明するもではないという認識は、多くの方が持っておられるかと思います。

にも関わらず、昨今流行りの言葉を用いるなら、そうしたデータが印象操作に使われ、少なからぬ人々は、それを基に一方的な判断、もっと言うなら、歪んだ裁きを下します。

 

もりかけ蕎麦問題は、いつまでもいろんなことに気づかせてくれて、ほんまにありがたいことございます……

てなことを思ったのも、アタクシだけで……

 

(そうや、オマエだけや!)

現金化できない仮想通貨とミステリー作家

仮想通貨大手運営取引所コインチェックから流出した仮想通貨は、ネット上の行き先を追跡されて、その動きが逐一把握されているので、現金化できない状態にあるようです。

迂闊に現金化するとたちまち犯人逮捕となるようで、なんだか人質をとって身代金を手に入れようとする犯人が、金の受け渡しに苦労している状態と似ているのではないか思います。

 

おそらく、多くのミステリー作家が、この仮想通貨をどうやって現金化すればいいのか、あれこれ考えているのではないかと思います。

 

ネット社会となって犯罪も多様化する中で、これまで思いもつかなかった方法で実行される犯罪を参照するだけでなく、誰も考えもしなかった犯罪やトリックを編み出さなければならないミステリー作家には、厳しい時代に…… いえ、ミステリー作家だからこそ、面白い時代になったのかもしれません。

もちろん、新たなスタイルを引っさげた新たな作家も登場するでしょう。

 

さて、ネット上で動きを押さえられた仮想通貨について、

「結局、現金化されずに塩漬けになってしまうのではないか……」

とおっしゃる専門家もいらっしゃるようですが、塩漬けにされて三十年後、忘れられたころに……

なんてアイデアはどうでしょう?

 

え?

(忘れられたころに、どないすんねん)

それが考えつくぐらいなら、アタクシ、こっそり書いてます……

貴乃花部屋部屋に《赤銅月下》を……

貴乃花部屋の貴公俊関の十両昇進会見に姿を見せた貴乃花親方は終始笑顔で、

破顔一笑

と見出しをつけて報じたメデイアがありました。

 

貴乃花親方が現役時代、大関昇進の際に《不撓不屈》、横綱昇進の際には《不惜身命》、お兄さんの二代目若乃花関が大関昇進の際には《一意専心》、同じく横綱昇進にあたっては《堅忍不抜》と、四字熟語を用いて昇進を伝える使者に言上したことがきっかけで、以後、大関横綱昇進の際に四字熟語が使われるようになったかと思います。

 

これで、貴乃花部屋の関取は、貴景勝関に貴ノ岩関、双子の貴源治関と貴公俊関の四人となり、この中からいずれは横綱大関に昇進する力士も出てくるのではないかと思いますが、そのときには、親方以上に気の効いた四字熟語、いえ、故事成語なんかを持ち出してもらうと、面白いのではないかと、ちょっと期待しております。

 

ちなみに、昨夜の〈スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン〉は、

『願いを託して見上げる多くの人々』

という意味の、

《赤銅月下》

なんて四字熟語にして、

「《赤銅月下》、その願いを叶えるように精進いたします」

てなことを、いずれ貴乃花部屋の誰かが、いえ、力士にこだわりませんが、どこぞで誰ぞ使うてくれまへんやろかいな……

 

ボカ、ドス、ゴン!  ピッピー!

(ピッピーってなんや!)

仮想通貨に鷺取りを……

落語の『鷺取り』では、遠くから、

「さ〜ぎ〜」

と呼びかけながら近づくにつれて声を小さくして鷺が油断したところを捕まえるという、実にバカバカしい発想が出てまいります。

 

産気新聞によりますと、全国の消費者センターなどに寄せられた仮想通貨に関する今年度の相談数が、前年の2倍に増えているそうです。

 

相談内容を見ると、

「これって、詐欺じゃないの?」

てな相談が少なくないようです。

 

オレオレ詐欺』や『振り込め詐欺』については、全国的に被害を防止するための方策のあれやこれやが世間に広められていますが、仮想通貨については、儲け方の書籍が書店に並び、儲かっている人の映像をテレビが流しているという状態で、

「さ〜ぎ〜…… かもしれへんで〜」

なんて呼びかけはありません。

 

未公開株上場情報詐欺やM資金詐欺、結婚詐欺などに注意してください、なんて呼びかけも普段は見かけませんが、詐欺の可能性があるかもしれないことを喚起する呼びかけもせずにメデイアが儲かることを前面に報道しているのは、現在、仮想通貨だけではないかと思います。

 

ちなみに、アメリカの交流サイト大手のフェイスブックは30日、詐欺行為を助長する恐れがあることに配慮して、インターネットで取引される仮想通貨に関する広告の掲載を禁止すると発表したそうです。

 

それでは皆さん、御一緒に、

「さ〜ぎ〜!」

ルール違反はしていない文章作成能力欠落議員

毎日新聞の報道によりますと、岡山の県会議員13人が、昨年度、公費で実施した海外視察で提出した報告書の中で、11人の報告書に同じ文章が使われていたようで、なんと、変換ミスまでそのままだったそうです。

 

もちろん、岡山の県会議員に限らず、全国の地方議員にも同様の文章のコピーアンドペーストが見られ、問題になっているようです。

 

これは、いい加減な報告書を提出する議員の怠慢、税金の無駄遣いという一面を示していると言えますが、それ以前に、そういう議員には、そんなコピーアンドペーストしかできない、つまり文章作成能力が欠落していることを意味するのではないかと思います。

文章作成能力の欠如は、つまり、思考能力の欠如、あるいは思考停止状態であるということです。

 

レポートや論文が書けない大学生の存在が各大学を悩ませている、てなことが報じられてから久しくなりますが、なんのことはありません。

学生に限った問題ではなく、実は大人もそうだった、あるいは、そうした学生が、大人が、そのまま地方議員のなっていた、ということではないかと思います。

 

ただ、自分の思考力欠如、あるいは文章作成能力の欠落を棚に上げて、

「ルールは違反していない」

とおっしゃているようですが、引用した出典も示さず、著作権に関する意識すらない族が政治家をやっているというのは、いかがなものでございましょう……

 

(オマエはどうやねん!)

てなツッコミを入れられるのを承知で、一応物書きの端くれ(と自分では思っている……)として、ちょっとエラそうなことを書いてみました……