カメラが意識される時代になったのかもしれません。
『カメラ目線』
という言葉の登場は、それだけカメラが普及した証拠でもあるかと思います。
『ブレる』
という言葉も、撮影時にカメラを持つ手が動いてしまったときによく使われていたように思います。
ところが、技術の向上によってカメラはぶれなくなったためでしょうか、他のことがらに『ブレる』が使われるようになったように感じます。
「いつの時代もブレません」
てな宣伝文句は、そんな例の一つかと思います。
これらを合わせて、
「〜『目線』で『ブレない』〜」
なんてフレーズが出回るようになりますが、
「ちょいちょい『目線』が『ブレる』ところが『ブレてない』」
てなことを言われる方が、まだ信用できるように思ってしまうアタシは、
「世の中に向ける『目線』がかなり『ブレている』」
のかもしれません。
そんな話を例の友人にいたしましたら、
「キミの場合、世の中に向ける『視線』が『歪んでいる』んだ」
と、ブレたところを修正されましたが、珍しくほめられもしました。
「でも、キミのいいところは、ちょいちょい『目線』が『ブレる』ところがブレないところだよ……」