料理には足す料理と引く料理があるというお話は、以前、拙ブログでも触れたかと思います。
いわゆるバイリンガル、二カ国語以上を話すことができる場合、必ずしも利点ばかりがあるようではないようです。
野球のピッチャーは、ストレートからカーブ、フォーク、スライダーと、多くの球種を投げ分けることで打者を打ち取れるのが、一流の証であるという一面は否定しませんが、一方で、ストレートとフォークだけでメジャーリーグで活躍した選手もいます。
新製品を開発する際、どんな機能を足していくかという発想で取り組んでいると、日本国内でしか流通しない携帯電話が誕生するという例は、通称ガラケイ、ガラパゴス携帯というモノが象徴しているように思います。
「1+1=2ではなく、1+1=が、3にも5にもなるような……」
てな言葉を耳にすることはありますが、
「1+1が、マイナスになるケースもある」
なんてことをおっしゃる方はいらっしゃらないのではないかと思います。
「押してもだめなら引いてみよ」
てな言葉がありますから、これに倣って、
「足してもだめなら引いてみな」
なんてどないでっしゃろ……
え?
(オチになってない!)
失礼いたしました……