世界の24の国の2万8000を越える人を対象にした調査で、47%の人が宇宙に知的な宇宙人の文明が存在すると信じていると答え、他の惑星に何らかの形の生命体が存在すると信じている人を含めると、61%の人が宇宙に人間以外の生命体が存在すると信じているという報道がありました。
そうした人たちの中には、宇宙人の文明との接触も望んでおられるようですが、まもなく封切りされる人気シリーズ『スターウォーズ』や『スタートレック』、あるいは、『未知との遭遇』といった、冒険とロマンに溢れた映画のイメージに踊らされているおではないかと思います。
かつて、オーソンウェルズ氏がラジオニュース仕立てで演出した『火星人の襲来』でパニックに陥ったはずの人間が、『宇宙戦艦ヤマト』で描かれたガミラス星からの攻撃になす術もなかった地球人の姿を見たはずの人間が、どうしてこんな能天気な回答ができるのでしょうか……
地球以外に高度な文明を持った宇宙人が、友好的であると、少なくとも地球を侵略されない、あるいは人類を破滅させない、などという保証が、どこにあるというのでしょうか……
地球人同士でさえ未だに争っているのに、なぜ宇宙人と争わないということが言えるのでしょうか……
そんなことなら、いっそ争っている相手はすべて宇宙人だと解釈すれば、世界は平和になるように思いますが、どないでっしゃろ……
ちなみに、信じている人が最も多かったのはロシアで、ついで中国だったそうです。
社会主義共産主義の大国の中に宇宙人を信じている人民が多いというのは、何か示唆的な感じも受けますが、どないでっしゃろ……
ついでに言うなら…… えーと…… とにかくどないでっしゃろを三つ並べてオチにするというのは、どないでっしゃろ……