アイヌの人々の〝尊厳〟と〝名誉〟を保持する法律……

アイヌ民族を先住民として初めて位置づけ、アイヌ文化の振興を行う交付金の創設を盛り込んだ新たな法律が、今日、参議院本会議で可決、成立した、とNHKのNEWSWEBが報じています。

石井国土交通相は、

アイヌの人々が民族として名誉と尊厳を保持し、これを次世代に継承していくことは、活力ある共生社会を実現するために重要だ」

と記者会見で述べられたそうです。

 

アイヌの人々には朗報となっているようですが、いちゃもんをつけるようで誠に申し訳ありませんが、〝アイヌの人々の名誉と尊厳を保持〟しようとするなら、アイヌの言葉の復活をまず掲げるべきではないかと思います。

民族の誇りは、その歴史と文化を表す言語を抜きにして語ることができません。

言語の問題に触れることなく〝活力ある共生社会〟をアイヌの人々を本気で築いていける、と大臣は考えているのでしょうか?

 

知里幸恵さんの記した『アイヌ神謡集』を、改めて読んでみたくなりました……

 

でも、どこにあるのか、探すのが大変かも……

エール大学の研究から〜脳だけで生きる可能性〜

死んだブタの脳に血液に代わる溶液を送り込んで、脳細胞レベルの活動の一部を確認した、とアメリカのエール大学の研究チームが、イギリスの科学誌ネイチャーの電子版に昨日、発表したという報道がありました。

この実験では意識や知覚を示す脳波は見られず、死んだ脳に変わりはなかったそうですが、将来的には脳死や心停止した後でも、一定程度の脳の蘇生ができる可能性があるようです。

ただ、これにはその溶液を送り込む装置が必要で、技術が発達して脳が装置内で生き続ける事態を避けるために、倫理面からの検討を重ねて実験の基準を飼う立しておく必要もあるそうです。

 

以前、アタクシ、装置の中で脳だけが生きているという設定の『天啓博士』という作品を書きまして、それが小説現代講談社)のショートショート・コンテストに入選したことがございます。

ということは、アタクシは倫理面から糾弾されるということになるのでしょうか……

 

そんなことを例によって例の友人に語りましたら、

「キミの場合、キミの存在自体が倫理的に許されるかどうかという検討が、その前に必要だよね」

選挙にプリキュア!

朝日新聞オンラインに、ガンダムが立候補、という記事が掲載されていました。

 

4月14日のNHKの『おはよう日本』では、インドネシアの大統領選挙に架空候補が、選挙戦に参戦して注目を集めている、という報道がありました。

 

16日に告示された町村議会議員選挙では、定員全体の28%にあたる988人が無投票当選。

北海道など8町村で定員割れ。

立候補者数は、4年前を57人下回って過去最小。

女性立候補者は、全体の12.1%で、こちらはこれまでで最も高くなっているそうです。

 

立候補者数が減少しているというよりも、地方政治も人口減少によって人手が不足というところでしょうが、頼みになるのは、やはり女性ではないかと思います。

 

政治に関心を持ってもらうために、ガンダムを登場させるのは、一概に悪いとは申しませんが、その場限りの人寄せパンダでおしまいになってしまうように思います。

 

インドネシアの架空候補は、現実の立候補者を批判し、独自の考えを表明しているようで、だから注目を集めているように思います。

 

ということで、どこのどんな選挙であれ、次からは、たとえば、セーラームーンプリキュアといった、女の子のヒーローを架空候補として登場させると、女性の立候補者も増え、投票率も上がるのではないかと思いますが、どんなもんでおまっしゃ……

 

ぼか! どす! ごん!

ノートルダム大聖堂火災から……

ユネスコ文化遺産に登録されている、フランスはパリのノートルダム大聖堂で起きた火災は、発生から約10時間でほぼ消し止められたそうです。

 

フランスの誇りであり心の拠り所でもあろう建物の火災には、フランス国民に限らず衝撃を受けられた方も少ないと思いますが、気持ちを強く持って、一日も早く復興されることをお祈りいたします。

 

文化遺産の火事は、日本でも〝対岸の火事〟ではありません。

〝曲突徒薪〟(きょくとつししん)を怠れば、〝烏有に帰す〟ことはなると思います。

 

ただ、ノートルダム大聖堂の火災では、

「空中からの放水は大聖堂の全体の構造を壊しかねないため行っていない」

と消防当局が表明したそうですが、これには賛否両論議論が交わされることになるかとも思います。

 

また、火事にまつわる言葉に、〝ノートルダムの火災〟あるいは〝大聖堂の火災〟が加わるかもしれません。

 

「事後を思慮することは〝ノートルダムの火災〟。結局〝烏有に帰する〟ことになるのではないか」

「対応を誤れば、〝大聖堂の火災〟になるぞ」

 

フランスが、世界が悲しみに打ちひしがれているときに、不謹慎でありますことを、深く謝するばかりでございます。

男にはよくわからない、女性の不思議な事件

東京三鷹市

「元夫が床で寝ていたためベッドで寝かせようと声を掛けたが起きなかったので、腹が立った」

と元夫をハンマーで殴り、熱湯をかけて数時間後に、元夫が動かなくなったことに気がついて119番通報した女が逮捕されたという報道がありました。

 

夫婦別れしているのに、一緒に住んでいるの?

ベッドで寝かせようと思うほど優しい気持ちがあるのに、どうしてハンマーで叩いて熱湯をかけるたの?

それで、元夫は目覚めてベッドに寝たの?

それほど気にしている元夫が動かなくなっていることに、どうして数時間も気がつかなかったの?

 

本日も、まことに不謹慎ではありますが、この事件は小説になりそうな要素を含んでおります。

 

「すぐに元カレの話をするから別れてくれって、おかしない?」

と、先日、あるお店で若い女性が友達に話しているのが聞こえてきました。

好きな男性の前で、女性が別の人がくれたラブレターを見せたり、のろけたりすることは、アタクシも存じておりますが、

「それも度が過ぎれば、そらあかんやろ」

と心の中でつぶやいてしまいました……

 

女性がいかに不思議な生命体であるか、という点こそが、創作の一つのテーマであることは承知しておりましても、浅学非才のアタクシではどうにもならないということを、改めて思い知らされたような事件報道でございました。

早朝のコンビニエンスストアーにて……

先ほど、コンビニエンスストアーに立ち寄って、顔見知りになった店員さんと話しました。

「今日は一人なんですよ」

「最近、コンビニの人手不足で、24時間営業を止めるなんてことが話題になっていますもんね」

「私、休みは1日で夜勤6勤なんです。前は5勤で、若い時は平気だったんですけど、この年になるときついですわ」

 

なんて話を聞きますと、本当に人手不足なんだな、という思いと、60万人とも言われる中高年の引きこもりの方のことを考えてしまいました。

 

引きこもりの方が働き出すと、人手不足も解消する、てな話をどこぞで耳にしたような覚えがありますが、勤めていた企業、組織の対応によって心身ともにぼろぼろになってしまったことが引きこもりの原因になったというようなことも耳にしておりますから、人手不足の一因も、企業、組織にあるのかもしれないかな…… なって思ってしまいました。

 

最新の『婦人公論』の特集も、長く引きこもっている子供とどうやって生きていくか、ということでした。

 

夜勤6勤の店員さんには、

「大変ですね」

としか応じられない、たいして仕事もこなしていないアタクシの朝の風景でございました……

金さんの御言葉から〜そんな奴いてへんやろ〜

非常に不謹慎ではありますが、面白いのは、今月10日に、

「自力更正の旗を高く掲げ〜中略〜制裁で我々を屈服させることができると誤解している敵対勢力に深刻な打撃を与える」

と、言った北朝鮮の金さんが、12日に、

「米国が正しい姿勢で我々と共有できる方法を条件に3回目の米朝首脳会談をしようというなら、もう一度会談する用意がある」

と、お国の会議で述べたという報道でございます。

 

ビジネスで交渉が不調に終わったときに、相手が何も言ってきていないのに、

「そちらが再度交渉を望むというなら、応じる用意はある」

なってことをこちらから言う者はいません。

再交渉を望むなら、

「少し手直した案を提示しますので、もう一度会ってくれませんか?」

などと言って直接電話するなりメールを送るなりします。

 

彼女に振られて、

「君が僕ともう一度やり直したいというなら、いつでも会うことができるよ」

てなメールを送る男はいません……

ひょいといたとしたら、個人的には面白いとは思いますが、こんな輩と直接関わってしまっている女性は、面白いですみません。

 

ほんとうに、不謹慎なブログで申し訳ありません。